予算案、本会議賛成討論(2001年3月19日)
部分的には賛成できる点も、できかねる点もあります。また一般質問で指摘したように、市債の発行を重ねる予算案には不安なものがある、などかなり迷いました。
その結果、対案が出せないのに反対するのも無責任と考え、受益者負担の論議が出てきたことから、次のような要望をして、賛成の立場をとりました。
[賛成討論]
長期の不況で市民生活が脅かされているのと同様、自治体の財政も逼迫していますが、今後さらに高齢化が進む方向にある今日、社会保障、福祉施策を根本から考える好機と思われます。
高齢化と平行して進む少子化。今後老齢人口を支えるべき若年の現役世代の人口減少を考えると、相応の受益者負担についてもきちんと議論する必要があります。
特殊な受益者負担ならいい(注・予算審議の中での執行部の発言)ということではなく、必要な人に必要な福祉の手が届くよう、負担できる負担は引き受ける、応益負担、応能負担の両方を精査した上で、受益者負担を市民合意の上で進めるためには、財政状況、施策の方向性など、行政が説明責任を果たすことが不可欠です。
今後、予算の大枠が決まった段階で提示するなど、予算編成の上で透明性を持たせる方法の検討を要望し、原案に賛成します。
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