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一般質問(2001年9月13日)その4

障害福祉施策について2回目の質問

 さきほどご丁寧に生活支援事業のほうまで御答弁いただきました。

 一回目に私、全身性介護人派遣事業を知的なかたにも、と言ったところ、実施している越谷市の例を挙げて、その話伺ってますと、実施しても利用が少ないのだというような答弁に私は聞こえました。

 けれども、利用が少ないのは利用する必要性がなくてしないのではなくて、やっぱり制度が使いにくいから使えないという現状があると思うのですね。

 今、障害者プラン、春日部、作成しようとしています。私、さきほど当事者の声を集める機会をぜひ持ってほしいというふうにお願いしたのは、その点なんです。

 今まで障害福祉の過去をたどってみますと、障害をもっている人自身が必要にせまられて、あるいは介助している人たちが本当に必要にせまられて自前で介助の手をさぐりしながら、システムを作ったり、あるいは地域で共に生きられる場づくりをしてきて、それに後追いする形でいろんな制度的な補助制度ができてきたっていう歴史があります。

 それは単に、私たち、介助のシステムをつくってきた、生活支援をしてきたということだけではなくて、そこから生まれてきたいろんな問題点をそこで支え合っている地域の人たちと共に考えたり、地域の学校の在り方、職場の在り方、街づくりなど一緒に考えて見直してきた作業でもあります。

 これからノーマライゼイションを進めるという視点で障害者プランを進めるとしたら、やっぱり、これまでそういう風に長年当事者が築き揚げてきたノウハウ、これを生かしていくことというのが非常に大事だと思うんです。

 もし、その当事者の声というのが反映されないで、今までのような現実とかけ離れたプランが一人歩きするとしたら、いずれ手直しの必要をせまられることになると思うのです。

 ですから、今まで当事者が行動しながら経験してきた点、失敗もあるでしょう、あるいは実現するためにいろいろ工夫してきた点もあるでしょう、そういうことを生かしていったらスタートの時点から当事者にとって本当に必要なプランができるのではないか、それを煮詰めていくことによって、結局、無駄のないプランができるのではないか、そういうことを考えます。

 ですからぜひ、そういう点からも当事者の人たちを交えた話し合いの場をもって、きちんと当事者の声を反映した形で進めていただきたい、そのように思いますけれども、いかがでしょうか。

 以上、2回目の質問終わりにさせていただきます。

2回目の答弁
峯山健康福祉部長
 障害福祉の制度が使いにくいから、なかなかこの介護保険派遣制度との予算とのギャップがあるのではないかということでございますが、それから、サポート事業等、これらも先進市がありますから、そういう使いにくい、越谷等で使いにくいというようなあるから、というなことも今お話がありましたので、どんなところが使いにくいのか、それからこれを完全に成功させていくにはどういう問題があるのか、など研究していきながら、障害者の介護人派遣制度の円滑な実施に向けて努力してまいりたいと、このように考えているところでございます。

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