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一般質問(2001年9月13日)その5
まとめとしての3回目の質問
3回目の質問は三枝市長に伺いたいと思います。
さきほどから児童福祉、あるいは障害福祉について部長におたずねしてまいったわけですけれど、これから「春日部っ子いきいきプラン」これは未来の春日部、あるいは未来の日本を担う子供達の健全育成の為に大切なプランであることは言うまでもありません。
それを進めていくために、本当に私、19項目をあげさせていただいて峯山部長さん、各部署との連絡がかなり大変だったことからわかるように、福祉だけでなくいろんな、市役所全体の部署が連携をとりあいながら、考えをすりあわせて実行していく必要があると思います。
その点について、関連する部署の連携を密にして総合的な政策を進めていくにあたって市長はどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
それから第4次総合進行計画の推進にあたって、市民とのパートナーシップを強くしてというふうにたびたびおっしゃっていらっしゃいます。本議会でも江川市長公室長が、市民参加ではないのだと、市民参加を一歩進めて市民が主体的に参加する体制をつくる、というふうに答弁なさっているのを伺いました。
市長はたびたび、こういう市民要求と言いますと、市民要求にもさまざまな声があってというふうにおっしゃってらっしゃいますけれど、三枝市長、4期16年も長い間市政運営をあたってこられましたのですから、言うまでもなくとは思いますけれど、行政がまずやらなくてはならないことは市民のニーズにこたえる、つまり必要性にこたえることがまず第1にあるのですから、その市民要求のさまざまな声のうち、なにがニーズ、今一番求められていることなのか、市民要求の声の中でも“Want”、要求という部分の要望、それを見極めて今なにをしなければいけないのかということを判断なさるのがトップとしての大事な役割だろうと思います。
ですから、市民要望を聞いていてはきりがないというようなおっしゃり方をされるのではなくて、市民要望を本当にたくさん聞きながら、その中から何が必要性のある問題なのかということを聞くためにも当事者の方の声を集めるということにあたって、どのように考えてらっしゃるのでしょうか。
その市民の皆様の声をこれから重要なプラン、「児童育成プラン」あるいは「障害者プラン」、進めていくにあたって、どうなさろうとしているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
三枝市長の答弁
行政とくに市町村の行政はやっぱり市民の為にある、それが原点だとおもいます。ですから我々、行政を進める上においては、市民が何を求め、何を考えているか、そこが原点でなければならないだろうというように思っとります。
それについては市民の考え方というもの、いろんな取り入れかたやいろんな聞き方というものがありますから、みんな十人十色ですね。なかなか市民が何を考えているかという掌握づらいところがますけれど、しかし私どもといたしましては大方、今、市民が求めているもの、それは福祉、教育、環境、街造り、わたしはこれではないだろうかと思っておるところでございます。
そして、この福祉、教育、環境、街造りの中で、とくにこれから21世紀の中で行政がとりくまなければならないものは、福祉については少子化の対策、あるいは高齢者の対策、あるいは障害者の対策、ここらがやっぱりその中心になるだろうというように思っております。
まあ、そういう意味で少子化対策につきましてはご存知のようにですね、エンゼル計画も作らせていただきましたし、また児童育成計画も今、作らせていただきました。先ほど話しが出ましたように「かすかべっ子いきいきプラン」というものもつくらせていただきまして、そういう一つの計画に基づきまして、これからの事業というものを遂行していきたい。
それからまた、高齢社会におきましてはゴールドプラン、それからまた、今、介護保険というものが出ましたので、高齢者保険計画というもの、これをひとつきちっと建てまして介護保険とあいまって、高齢化の社会に対応していきたい。
それから障害者対策ですが、これは法律でも市町村におきましては、障害者の雇用計画をつくらなければならないということを努めなければいけないということでございますけれど、この計画もきちっとつくりまして、やはり長期にわたりまして障害者対策というものを進めて行きたいというように思っとります。
こういうものをつくるのに、やはり市民のニーズということが原点になりますから、当然、市民参加、市民の声を聞くような、そういうひとつの体制あるいは窓口をつくりながら共に一緒になりまして、この計画を、あるいはまた実施というものを考えていきたいというように思っております。そういう意味で審議会とか諮問機関とか協議会とか、こういうものを多いにひとつつくりながら市民の意見を聞かせていっていただけたらありがたいというように考えておるところでございます。
で、私はこの市民のニーズというものを、どういうところから吸い上げるかということもひとつありますけれど、それらがですね、議員の皆さん達がやっぱり市民を代表して出てきてる、そして行政に対していろいろとご意見、ご質問してくる、これも市民の皆さん方の意見を集約いたしまして、この議事を通じて発言させていただいているだろうと、このように受けとめておるところでございますけれども、とくに、今日、議員の皆様方が当選してから一番多くこれはひとつ市民が考えていることということが、児童センターであり、児童会館だと、そういうようなことからこの児童センターの問題につきましてはとりあげさしていただいたところでございます。
けれどもご存知のように郊外型、都市型、こういうことで当面つくらせていただきますけれど、それに続きまして財政と見合わせながらも、私はできれば各地に児童館的なものをひとつ設置していけばいいと、このように考えとります。
そして、これは児童館ばかりでなくて、先ほど託老の話しも出ましたけど、いろいろと福祉の分野について総合的に複合的に使えるような形になれば、それはそれなりに、またそういう一つの活用ができるのではないかというように考えとりますので、こういう点でも、今後ひとつの福祉計画の中で将来展望というものを考えさせていただきたいというように思っとります。
それから、この際ですから考えていることをちょっと申し上げますけど、私は保健衛生センター、今、春日部市の保健衛生センターは非常に貧弱です。これは乳幼児の子供あるいは児童の子供を守るひとつの施設でございますから、これは私はできるだけ早い機会にきちっとしたものをつくると。過日ですね、ブックスタートの話しが出ましたときに、あー、こういうような施設をつくってこういうような形の中で活用できるならば、子供の命を守るばかりでなくて、子供と親とのコミュニケーションもできてくるのではないかと、そういう器、施設、こういうものもそれなりに必要だろうというようなことからひとつの展望といたしまして、こういう問題にも取り組まさせていただければというように考えておるところでございますけれど、まだ私も1月19日が任期でございますので、さらにそういう市政を預からせていただいた時には、積極的にこの問題等についても取り組んでいきたいというように考えております。
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