●「母さんの視点」過去ログ
●議会&市政
●自伝風の長めの自己紹介
●活動日誌
●活動日誌過去ログ
●風のたより(片山いく子の議会報告)
●議事録・発言集
●メールフォーム
●メールありがとう
●リンク
トップ>>>議事録・発言集

3月議会

●本会議の予算案質疑

・市庁舎冷暖房施設の大規模改修工事について

 市役所の冷暖房設備は、小規模な修理では間に合わず、部品も入手困難になっているため、14年度から総工費は2億8000万ほどの大規模改修工事を行うとのことです。

★質問 市長は、平成17年3月までには、市町村合併について検討すると言っているが、合併になれば市庁舎の移転なども考えられる。大規模な改修を行うのはなぜか。
★答弁 これまで、修理がすぐに間に合わずに市民の皆さんに迷惑をかけたり、職員の業務に支障をきたして、待ったなしの状態。
 新しい設備はノンフロンで環境に対する負荷が少なく、また都市ガス使用で光熱費の節約にもなる。
 
 合併と改修工事は、全く別の問題、ということでした。
 しかし、引っ越しの可能性のある時には、大々的な改修工事は控えるのでは、と思いませんか?

・住民基本台帳ネットワークについて

 住民基本台帳ネットワークシステムが本格的に稼働すると、国民すべてに11桁の背番号が付けられ、個人データが管理されると懸念されています。

★質問 14年8月の実施を前に、入力する個人データの拡大や、オンラインによって国が管理できる個人データの拡大などの方向も示されている。国家による個人情報の管理が強まると、全国的に反対の声が出ているが‥‥。
★答弁 国民背番号制、ということではなく、住民票などの窓口での発行が迅速になり、また他市町村でも住民票がとれるなど、あくまでも市民の利便性のため。
 オンラインにのるデータは、氏名、住所、性別、市民となった月日の4項目の個人確認情報のみ。  

 今後、それ以上の情報がオンラインにのることになった場合には、議論の必要があると思っています。 

・生ゴミ堆肥化モデル事業について

 街路樹剪定枝葉等の堆肥化モデル事業については、生ゴミの循環システムとの関連について質疑しましたが、まだそこまでは検討されていない、ということでした。
 ゴミ問題は、処分場がいっぱいになる前に、長期的な展望をもって考えるべきだと思うのですが。

文教福祉委員会

 3月6日と7日、委員会で、質議、討論、採決が行なわれました。議論となった議案は、次の通りです。

●春日部市在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について
 
埼玉県の補助金要項では、月額5,000円支給、療育手帳が公布されていおる人は障害の程度がB(中程度の知的障害のある人)は対象にならない、となっているこの制度に、春日部市が療育手帳Bの人まで対象を拡大し、また、支給額を月額6,250円と上乗せしていたものです。
 今回、支給額を県の要項通り5,000円とし、療育手帳Bの人には、月額3,000円支給と減額するため、条例の改正をしたい、ということが提案されました。
 理由は、「障害者の施策を見直した結果、全身性介護人派遣事業等、三重に給付されている現状を見直し、上乗せ分を、県の補助金要項に即して改定する」との答弁でした。
 私は「見直しそのものは必要な時期に来ていると思うが、来年から国は”福祉基礎構造改革”を行ない、障害者の生活を支える”支援費制度”に変える予定になっている。また、春日部市では、現在”障害者計画”を策定中。見直しするなら、それらの経過を踏まえて、本当に障害者の生活を支えるためにどういう支援が必要か、という観点から全体的に見直すべきで、今回ののように一部だけの見直しは納得がいかない」という観点から、反対しました。

●14年度一般会計予算案
 主に次の3点について質議しました。

・障害福祉
 14年度から、「精神障害を持つ人の諸事業が市に移管され、その分で26,7000,000円あまり事業費がプラスになるのに、障害福祉費全体では28,000,000円余り減額になっているのはなぜか。
 すでに終了した事業等で48,4000,000円余りの減が生じているからで、障害福祉費自体の減額は460万円程度、との答弁でした。
 ちなみにこの減額は、13年度の実績により、諸事業の予算が13年度当初よりも減額されているものです。
 この点については、年度途中で実績の延びがあれば補正を組むとのことで了承しました。

・児童福祉
 児童センター構想のうち、用地買収費と設計委託量が計上されているが、市民ワークショップなどでは、「遠くに新しい児童センターを建てるより、既存施設などを活用して、放課後子どもたちが遊びに行ける場所に、小さい子を連れて雨の日でも行ける距離に児童館を」という要望も相当数あったのに、今回、用地買収までして、新しい児童センターを建てることになった経緯についてただしました。
 「地域ごとに児童館をという要望は承知しており、既存施設の検討に入る。児童センターは、今後の子育て支援の中心的や区割りをになうものとして市民要望が強いことから、今回予算計上した」との答弁がありました。
 地区ごとの児童館の設置の具体的な計画を早く進めることを要望しました。
 そのほか、「ファミリーサポートセンター」は、共働きの家庭だけでなく、仕事をもっていない場合でも会員登録できることを確認しました。
 また14年度から新規事業となる「子育て支援事業は」、予算額も16万円あまりと小額ですが、初年度は啓蒙活動用のパンフレット作成などで、具体的には次年度から動くことになりそうです。

・高齢福祉
 介護保険適正化事業の中に位置づけられている「介護相談員」について。事業所ばかりでなく、地域の在宅のお年寄りも相談できる体制になるのかただしたところ、14年度からは、在宅も対象に考えている、との答弁でした。

・教育費
 国の緊急雇用対策として、各学校に1名配置される補助教員について、どんな役割の補助がほしいかは、学校の実情に合わせて各学校が決める、ということを確認しました。

 採決では、児童センタ構想など、納得のいかない点はありますが、 一歩前進と評価できる点もあり、組み換え予算を提出できない以上、反対するのは無責任になることもあり、要望する点は要望して、賛成としました。
<後日談>
 予算措置を伴う条例改正に反対し、予算案に賛成しても大丈夫かどうか確認し、その時はOkとのことでしたが、実はだめ、といわれました。本会議の採決は、退場ということになります。

 
トップへ>>>議事録・発言集