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2002年6月定例議会 一般質問・その2

介護予防、寝たきり予防につながる、高齢者の健康体操について


●質問 
 介護予防、寝たきり予防は、すべての高齢者や家族にとって、共通の願いであることはいうまでもありません。
 食事の改善、生活環境、生きがいのある生活など、さまざまな点からの予防策が挙げられますが、最近、注目を集めているものの一つが、「筋力トレーニング」、「ストレッチ」などの、科学的な裏づけに基づいた健康体操の効果です。

 三郷市では、平成10年からこの体操を取り入れた「シルバー元気塾」をはじめて、好評を博しているとのことです。
 この「シルバー元気塾」、実際に観させていただきましたけれど、高齢者にとって衰えがちな下半身の筋肉を強化する運動、高齢者が苦痛を訴えることが多い腰痛、肩こりなどに効果のある運動を中心にしたプログラムを専門家に依頼して考案し、実施しているとのことです。
 今年度は昨年の6会場からさらに9会場と会場を広げ、定員を640人と拡大したところ、応募者が700人を超え、抽選になったとのことです。
 この「シルバー元気塾」は月2回、1年で18回のスケジュールですが、過去、受講した方のうち、持病をもっていた方の約4割に症状の改善がみられ、約3割の人は通院回数が減ったとのアンケート結果も示されています。
 今後、さらに詳しく、受講前の健康状態と受講後の変化を、具体的に薬の服用状況や受診回数などを調査して、統計をまとめたい、というふうに伺っております。

 この「シルバー元気塾」、このような大きな効果がありながら予算は講師の方の費用弁償を含めて、年間200万円とのことです。
 高齢者が楽しく生き生きとこの元気塾に通い、健康を維持できるのが最も大きな効果であることはいうまでもありません。
 また、それで健康を維持でき、要介護状態になることを予防できる、あるいは健康を維持して病院にかかることが少なくなるのであれば、これほど大きな効果はないと考えられます。
 また、すでに寝たきりに近い状態になった方でも、筋肉トレーニングなどのリハビリによって、寝たきり状態からの回復も可能になるとも言われています。
 予防とリハビリの見地から、運動生理学に基づいた適切な高齢者向けの体操を、市が実施することの効果は、計り知れないものがあると考えられます。

 先に行われた、高齢者のアンケート調査でも、寝たきり予防の施策を求める方が20%近くいらっしゃいました。
 また、春日部市でも、すでに、介護保険サポーターズクラブを中心とするチェアクラブが、自主的に取り組む予定とも伺っております。

今後、市として、このような取り組みについてどうお考えになるか、お伺いいたします。

●伊野瀬健康福祉部長の答弁

 高齢者の健康体操、それから支援費制度についてお答えをしてまいります。
 まず高齢者の健康体操でございますけれども、春日部市でも今年の1月に健康福祉センターゆっく武里におきまして、健康予防教室を実施いたしました。
 内容といたしましては、健康に関する講義、それから保健士による問診、血圧測定をした上で体力テスト、ストレッチ体操、筋力トレーニング、これをやったところでございます。
 また、市の老人大学の教室あるいは市老人クラブの中でもそれぞれ年2回程度健康体操を行っております。
 今年はさらに介護保険関係のボランティア団体と市、または公民館と共催をしまして、健康体操等の予定をしているところでございます。
 いずれにいたしましてもこういった、やっている事業を継続して行きながら、またそういう団体等の活動もサポートしていきたいというように考えております。

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