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一般質問(2006年6月5日)その2

鉄道交通に関する諸問題について……危険な踏切り対策

■1回目の質問

 鉄道交通に関わる諸問題について、2つ目です。とくに危険な踏切対策について、伺います。

 春日部駅の北側に位置する124号踏切、いわゆる大踏切は、踏切遮断時間がもっとも長い踏切であり、また、踏切の長さも最も長い踏切です。

 この踏切には、踏切内には、駅寄りの片側に歩行者用のグリーンベルトが設けられていますが、踏切を渡ると歩道がなくなるばかりか、踏切内がこのグリーンベルト分だけ道路幅より広くなっているため、歩行者も車椅子も、車道に入り込む形になります。
 さらに、このグリーンベルトが片側だけにしか設けられていないため、西口から東口に渡ったとたん、狭くなった道路に合流せざるを得ない、そこには対向する自転車や歩行者も通ってくる、という状況になっています。

 立体交差化が10年先のことになるとするなら、いつまでこの危険な状況を放置しておくのか、気になります。

 そこで、グリーンベルトを渡った歩行者や車椅子、ベビーカーなどが、東口の空き地に右折し、さらに左折して駅の東口に通ずる道路に回り込む、迂回路ができないかお尋ねします。
 立体交差の完成する10年ほどの間のことですから、用地については借地でも可能かと思われますが、その点はいかがでしょうか。

●角田建設部長の答弁

 第124号踏み切り、東側の空き地から春日部駅方向への通路を、歩行者、自転車および車椅子等の通路として有効活用できないかについてお答えいたします。

 この通りは第124号踏み切りの東口にあるラーメン店脇から線路際を通りまして、東武谷地田建設脇に出て、春日部駅に通じる通路でございます。
 この通路は幅員が1.2メートル程度の狭隘な道路で、家屋が密接している状況にあります。

 また、土地は財務省が保有しておるほか、一部公図上での調査では、民地がございます。
 そんなことから、通路が連続してない状況と判断しております。

 よって、これらを解決しないことには通路として利用することは不可能と思われます。
 また、この通路を借地等により全線通行可能な状態にしても、歩行者、それから自転車、車椅子等の通路として利用することは、通路幅員から見ても、安全性や保安上から見ても難しい、さらには地域住民からの理解を考慮すると、大変難しいものと考えております。

■2回目の質問

 危険な踏切り対策に関して伺います。

 大踏切を渡ったところからの迂回路ですけれども、多分、部長が先ほど狭隘である、とお答えになったのは、一旦道路に出てからラーメン屋さんを行った先の、水路の蓋かけをしているところのことを言っているのではないかと思います。

 確かにあそこは狭くて、車椅子等が通ることはできませんけれど、私が申上げているのは、渡ってすぐのところで、ラーメン屋さんのところまで行くのはほとんど意味がない。
 渡ってすぐの右側の空き地、あそこはもしかして、民間の事業者さんの持ち物であるのか、先ほど、一部、国の土地もあるとのことでしたが、あそこの部分ですと広い空き地になりますので、奥の駐車場に邪魔にならない形で、バリアフリーの幅員を確保した通り抜け道路ができるのではないか、という観点でお聞きしております。

 是非これは検討していただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。

●角田建設部長の答弁


 ちょっとピントのはずれた答弁だったでしょうか。
 大踏切部の用地確保、ということでございますが、第124号踏切り、通称大踏切は、ご指摘の通り、西口から東口に渡った直近の部分が狭くなっており、現況を見ますと、踏切り前後の道路幅員よりも踏切り内の幅員がグリーンベルト分だけ広くなっており、危険度が高くなっていると認識しております。
 
 この狭隘部分はラーメン店用地であり、借地あるいは買収できるかどうか、あるいはもう一つ、東武鉄道敷の借地により、ショートカットで通路に接続させるかどうか、このショートカットさせる場合には、通路全体の諸条件がございますが、それらを解決しないことにはむずかしいと思います。

 いずれにいたしましても、現地を確認いたしまして、可能であれば、埼玉県及び東武鉄道の方に、用地借地できるかどうか、お願いしてみたいと思っております。

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