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●2007年3月議会一般質問
ーその3ーゴミ収集について

★ 1回目の質問

1 まず1点目です。

 国が在宅医療を進める中で、近年、増えつつある、各家庭から排出されます、医療系の廃棄物について、どのように回収されるのか、という不安があがっています。

 各家庭から出される医療系廃棄物については、環境省では、原則として各自治体の回収を求めていますが、とくに感染の恐れが生じる、使い捨ての注射針等については、一般のゴミに混じって出されることには危険が伴うと考えられます。 
 
 そこで、春日部市としては、この医療系廃棄物については、どのような方針で回収にあたっているのか、お示しください。

2 次に、ゴミ収集に関して2点目の質問です。

 可燃ゴミの収集時間が遅い、という苦情をよく耳にします。
 私の地域では、お昼前後になり、先に自治会の集まりでも問題になりましたが、さらに遅いところでは、夕方近くになるところもあると伺いました。

 このような状況では、収集場所が道路端にある場合は交通の妨げになりますし、また、個人宅の前に収集場所がある場合は、特に夏場などは悪臭でご迷惑をおかけすることになったり、あるいは、気をつけてゴミを出しても、カラスの被害にあってゴミが散乱することもあります。

 そこで、このように回収が遅くなる原因と、その解決策、たとえば、回収コースの見直し等の改善策はないものかについて、お訊ねいたします。

★中島経済環境部長の答弁

 家庭から排出される、医療廃棄物の対応について、お答えします。

 近年、在宅医療が進むにつれ、家庭から排出される医療廃棄物も増えつつあります。
 在宅医療廃棄物の対応につきましては、環境省が平成15年度から16年度にかけて、「在宅医療廃棄物の処理のあり方検討会」を設けて報告書をまとめたところです。

 その報告書においては二つの方法があって、一つは、注射針等の鋭利なものは、医療関係者あるいは患者家族が医療機関へもちこみ、感染性廃棄物として処理する、二つ目は、その他の非鋭利なものは、市町村が一般廃棄物として処理する、という二つの方法が考えられるわけですが、在宅医療廃棄物の処理につきましては、関係機関と連携を図りつつ、地域の状況に応じた処理方法を検討することとし、今後も引き続き検討する必要があると記述されているところです。

 本市におきましては、在宅医療廃棄物につきましては、在宅医療廃棄物はかかりつけの医療機関または薬局等に相談の上、適切な処理をしていただくこととしておりまして、ゴミュニケーションカレンダー等で周知を行なっているところです。

 現在環境省において、在宅医療廃棄物処理状況等について全国自治体に対して実態調査を実施しておりますので、今後、国から示されると思われる処理方法等を踏まえ、適切に対応して参りたいと考えております。

 次に、ゴミ収集時間が遅いとのご質問ですが、現在、家庭ゴミの排出につきましては、収集日の朝8時までに集積所に排出していただく、というお願いをしております。

 ゴミの収集につきましては、ゴミ集積所を委託業者が収集ルートに従い、巡回回収をしておりますが、当日のゴミ排出量の状況、たとえば休日・祝日の次の日は排出量が非常に多い、という状況や、ゴミ処理施設への搬入の回数や交通事情等によりまして、収集時間の変動が生じ、各集積所の定時収集が困難な状況になることもあります。

 なお、春日部地域の収集状況を申し上げますと、可燃ゴミは集積所が4,615箇所ありまして、市内を2つに分割して、14台の車輌で収集しております。
 不燃ゴミは集積所が3,947箇所あり、市内を8分割して月に2回、6台の車輌で収集しております。
 資源物は集積所が8,143箇所あり、8分割して、びん、缶、ペットボトルは12台の車輌で、紙、布等については6台の車輌で、月2回の回収を行なっております。

 市全体のゴミ収集の運搬経費につきましては、9億8,000万円かかるものです。

 ご指摘の収集時間を短縮するためには、車輌台数を増やすなどをしないと対応できないため、追加する車輌台数により、この金額に応じた委託料が大幅な増額になるわけです。
 したがって、現状ではむずかしいと考えます。

★2回目の質問

 医療系ゴミについては分りました。
これについては、ゴミュニケーションカレンダーで市民の皆さんの理解を得る、ということではなしに、この際改めて、医療機関や薬局等に、患者さんに手渡した危ないものは、感染性廃棄物は、きちんとその数だけ回収するということを、市として申し入れを行ってほしいと思うんです。
 でないと、注射針によって肝炎の感染等の事例がありますので、ぜひこれは徹底していただきたいと思います。

 可燃ゴミの収集時間ですが、収集車14台で2コースに分けて回収しても9憶8,000万円の収集費用がかかっているのだ、ということで、これ以上の車を増やしたりすることはなかなかむずかしいという答弁でした。
 これは私も分かるような気もいたします。

 そこで、やはりこの際、可燃ゴミをいかに減らしていただくか、市民の皆さんのご協力をいかにいただけるか、それをしていかなければならないと思います。

 今、4月からレジ袋が使えなくなる、ということで、市民の皆さんのゴミ問題に関する関心が非常に高まっている時期だと思うんです。今がチャンスだと思うんです。

 それから春日部市の財政状況に関しても、市民の皆さん、かなり関心を寄せているんです。

 ですから、その両面から、ゴミ収集にいくら税金がかかっていて、市民の皆さん一人当たりいくらになっているのか、ということもきちんと示していただいて、このゴミを各家庭がたとえば一割減らしていただくことによって、それだけ財政的にも負担軽減ができるんだということも含めて、市民の皆さんの関心をもっていただくような、そういうことを、5分別に切り替えるときには、自治会単位、あるいは自治会をさらに分けて細かい単位で、徹底した説明会を行って5分別収集がスムーズにいったという経緯があります。
 あのときの情熱を思い出していただいて、徹底して地域におりて行って説明し、市民の皆さんとゴミ問題について一緒に考える、よい機会にしていただきたいと思います。
 その点について、伺いたいと思います。

★中島環境経済部長

 家庭から排出されます医療系廃棄物につきましては、今後国から示されます指針等を踏まえて、適切に処理させていただきます。

 ゴミの処理の関係ですが、確かにどのくらいの経費がかかって軽減をどれだけはかればコストがどれだけ下がるか、そのへんのところにつきましては、ゴミュニケーションカレンダー、広報紙、各種研修といったあらゆる機会をとらえてPRに努めたいと考えております。

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