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本会議質疑・市民参加推進条例について(2008年2月20日)

1 なぜ、条例名が「市民参加推進条例」となったのか

【1回目の質疑】

 予算案の事業計画でも、「ワークショップ」の中でも、(仮称)とのただし書きはあったがずっと「市民参加条例」として進められてきた。
 「推進」の一語が入ることによって、せっかく前文にも「市民が春日部のまちづくりに対して参加する権利を保証する」とうたっているのに、その保証する仕組み、枠組みをこの条例できちんと整備する、という意気込みが薄れ、「推進する」というニュアンスになってしまう恐れはないか。

 市民参加の基本をきちんと定める条例である、という決意を表すとしたら、「市民参加条例」とすべきではないかと思う。

【答弁】

 この条例名を「市民参加推進条例」としたのは、春日部市における市民参加の仕組みの整備した上で推進していくことを目的としていることを考え、推進条例としたもの。

【2回目の質疑】

 市民参加「推進」条例となった点について、市民の参加の仕組みなどはきちんと規定するのだと、そしてそれを「推進」していくのだという説明だが、規定した以上、推進して条例をつくった以上は,推進していくのは当然のこと。
 だが、条例名に「推進条例」と入ってしまうと、「推進する条例」と受け止めてしまうと思う。

 いろんな自治体の例をみてみた。
 「推進条例」となっている自治体というのは,圧倒的に少数。「参加条例」としている。「推進条例」としているのは、他の自治基本条例とか、そういうもので規定されていて、市民参加については推進条例となっているケースが多いように、私は思っている。

【答弁】

 推進が入るとひきずるのではないか、ということだが、事務局としては、仕組みを整えるだけではなく、やはり庁内等でこれから市民参加をどのようにやっていくのか、ということから掘り起こしていかなければならないと考えている。
 それで推進していく、という強い決意を表すという意味にとっていただきたいと思う。

【3回目の質疑】

 今の答弁を伺って、私はとても納得がいったのだが、やっぱり、だから市民の皆さんが求めている「市民参加条例」と,今回議案として上がってきている「市民参加推進条例」とずれがあるのはそういうことだったのか、とストンと落ちた。
 
 それは「推進」という言葉を入れるのは、市の機関が仕組みをつくるだけでなく、きちんとそれを「推進」していくんだという思いを込めたくて「推進」という言葉を入れたんだ、ということを聞いて、なるほど、と分かったのは、市民参加でこの条例をつくってきたはず。
 暑い中でも、忙しい中でも、いい条例をつくろうとワークショップ等に参加した皆さんの思いを考えたとき、市民の皆さんも条例ができたら推進していく、という思いは当然あるでしょうが、私はやはり「市民参加条例」が明確でいいのではないかと思いますが。

【答弁】

 推進ということばだが、先ほど申した通り、私どもの決意、ということでご理解いただきたい。

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