トップ>>>議事録・発言集>>>このページ

一般質問(2008年3月12日)
その4・開かずの踏切対策について
1回目の質問
私はこの開かずの踏切対策について、たびたび質問してまいりましたけれども、先月、国土交通省が東京中野区の都立家政駅で、開かずの踏切対策として、駅構内を迂回路として利用できる、という実証実験を行なったという報道がありました。
これは、以前私が、通行手形や通行券というものを発行して、駅の通り抜けができるようにしてはどうか、という提案させていただいております。
そのことと関連がありますので、この実証実験を行った経緯について伺います。
星野建設部長の答弁
国土交通省では、開かずの踏切等における踏切事故や交通渋滞、市街地の分断等の解消を図るため、道路整備の一環として鉄道連続立体交差事業により、踏切を除去する対策を重点的に推進しております。
このたび、開かずの踏切における踏切待ちにおけるイライラ感などの不満を解消し、安全性の向上や交通の円滑化を図ることを目的として、踏切利用者に既存の駅構内通路を迂回路として利用していただき、その有効性や課題等を検証する実証実験を行なっているとのことです。
実証実験の対象駅は、議員ご指摘の東京都中野区の西武鉄道新宿線都立家政駅で、この駅のすぐ側にある都立家政第1号踏切が開かずの踏切に該当している、ということです。
実証実験の内容は、実験期間は平成20年の2月4日から22日までの3週間、平日のみで、踏切の遮断時間がピークとなる午前7時から9時までの約2時間実施したと伺っています。
実証実験の方法ですが、歩行者を対象として、駅の改札の手前で通行券を配布し、それを使用していただいて反対側の改札口から出ていただいて通行券を回収する、という方法により、既存の駅構内通路を迂回路とした人々の人数を調査する、というものです。
また、駅構内通路を迂回路として利用した方々や、駅構内通路を利用せずに踏切を通行した方、及び鉄道利用者を対象としてアンケート調査及び歩行者通行量調査を実施し、既存の駅構内通路の踏切迂回路としての利用の有効性や課題等について整理する方法と伺っています。
なお、踏切で隔てられた駅の北口と南口の距離ですが、踏切を渡ると約25m、駅構内を迂回すると約90mとなっているそうです。
また、実証実験の結果については、現在国土交通省で整理中、ということです。
実証実験駅が、西武新宿線都立家政駅に選定された経緯につきましては、国土交通省が実験に適した駅を選定し、鉄道事業者に直接協力依頼を求めたと伺っています。
また、駅の選定に当たりましては、国土交通省では幾つかの条件を元に選定しているということで、まず、
・踏切が開かずの踏切であること
・開かずの踏切付近に他の横断施設がなく、その踏切しか横断することができないこと
・さらに駅が開かずの踏み切りに近接していること
・及び駅の構造が横断可能な構造で、ホームを通らずに鉄道利用者に余り支障を与えないことなど
を考慮して調査した結果、東京都中野区の西武新宿線都立家政駅を実証実験駅に選定した、とのことです。
今後もこのような実証実験を行なう予定があるかについて、国土交通省に確認しましたところ、現在のところ、今回行なった実証実験の結果を検討している、ということで、今後については未定と伺っているところです。
2回目の質問・要望
せっかく国土交通省からいらしている副市長に、この問題については伺いたいと思っていたのですが、時間がなくなりましたので、これはまたゆっくり、質問させていただきたいと思います。
トップ>>>議事録・発言集>>>このページ
|