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春日部市保育所条例の一部改正について 1回目の質疑 この2議案とも、条例の一部改正となっています。 「市長は保育所の設置の目的を効果的に達成するため、(中略)市長が指定するものに保育所の管理を行なわせることができる」 次に第9条です。 9条は指定の管理に関する手続きを定めたものですけれども、指定に当たっては多分選定委員会を設けると思います。 これは第12条の指定管理者の業務に関わってくることだと思いますけれども、他の公立保育所と同様の保育時間や保育士の配置、年齢ごとの保育内容、これはカリキュラムですね、それから給食など、現在の保育所の保育内容と齟齬を来さないものになるのかどうか、保育内容の低下、後退につながらないようにするために、どのような観点に絞ってこの事業計画書をチェックし、評価するとお考えなのかお答えください。 しかしやはり、春日部の保育行政というのは、保育内容ももちろん、先ほど保育士さんの配置についても、年齢によっては厚生労働省の配置基準以上の、春日部基準というもので加配しているところとか、時間外保育であるとか、保育内容については高い評価を得ているのと同時に、私自身も春日部市は保育所がいい、ということで移り住んできた一人なんですが、そのときに、保育内容もそうなんですけれども、それまで「福祉の東京」と言われた東京の杉並区の公立保育園に子どもを預けていたんですが、春日部に移って一番安心できたのは、ベテランの保育士さんが多かったことなんです。 こういう現実をみますと、やはり指定管理者に委ねる、今、春日部の市内で認可保育園をやっている、実績のある保育所に指定管理を任せたところで、その保育所は新たに春日部市の保育所を運営をすることにあたって、もう一園もつことになるわけですから、新規採用しなければならなくなるわけです。 続いて、第55号、春日部市子育て支援センター条例の一部改正について、これは、春日部市にある、公立でやっている唯一の子育て支援センターです。 その大事な子育て支援センター、指定管理者に委ねてしまうというのは、いかがなものでしょうか。 「子育て日本一」ということを掲げている春日部市の子育て行政の中心となるものは、やはり直営で行なうべきではないかと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 ☆ 米山福祉健康部長の1回目の答弁 まず、議案第54号についてお答えします。 従いまして、その保育所の目的については、指定管理者を導入することによって、細かなものを定めながら、その目的に向かって進められていくものととらえております。 それから業者の選定についてですが、今考えておりますのは、指定に当たって審査事項について、今後募集要項を作成する中で定めてまいりますが、他市の募集要項を参考にいたしますと、審査事項は第一次審査の書類審査、それから一番大切なのは、第二次審査、これはプレゼンテーションということです。 等々、細かくチェック項目が検討されているところでして、当市といたしましても、これらを参考にプレゼンテーション、あるいは第一次審査に関しまして、相談させていただきながら作成して参りたいと考えております。 春日部市の公立保育所の歴史は長く、そこから培われてきた保育資源は、春日部市の民間保育園の保育サービスの水準の向上にも大きな役割を果たしてきたところです。 たとえば、園外保育、運動会、年間行事や基本的な保育内容、地域交流会や子育て相談などについても継承していきたいと考えております。 公立保育所の保育内容を継承発展できるように、また、保護者に不安や心配のない保育が実施できるように募集要項に定めてまいります。 指定管理者が選定された際には、協定書にその内容を盛り込み、継続的にモニタリングするなど、保育内容が守られているかなどを確認してまいりたいというふうに考えております。 また、大変ご心配をいただいておりますが、新たな指定管理者を導入するにあたって、若い方が配置されるのではないか、というご指摘ですが、私どもとしてはそのようにならないように、バランスのとれた募集要項を作成して、チェックをしてまいりたいと考えております。 私どもとしては、保育の継続継承ということが最大限の目標でございますので、そのへんについて、やはりベテランの配置、あるいは中間職の配置、あるいは若い方の配置、このバランスのとれた配置をめざして、指定管理者の導入をはかっていきたいと考えております。 議案第55号、庄和子育て支援センター条例の一部改正について、お答えします。 庄和子育て支援センターは、春日部市の公立の子育て支援センターとして、現在、唯一の施設です。 また、公立のほかに、民間の保育園2カ所に子育て支援センターが設置され、同様の事業が実施されているところです。 今回、庄和子育て支援センターの指定管理者制度の導入にあたりましては、保育所との併設施設ということで、より効果的・効率的な管理・運営をはかるために、保育所と併せて指定管理者制度を導入するものです。 県内の他市の例をみましても、子育て支援センターで指定管理者制度を導入しているところでは、川口市と富士見市2カ所で、そのいずれも保育所と併設か、保育所内にある施設です。 市内においても、民間保育園が設置している子育て支援センターにおいても、子育て支援のための専任の職員を配置し、相談や子育ての支援に関する事業を実施できていることから、指定管理者となっても、子育て支援の基本的な事業については実施できるものと考えております。 また、庄和子育て支援センターでは、これまでにも外部の講師を招いたり、保健所と連携するなどして事業を実施しております。 春日部市が持っている子育て支援のノウハウを、今後も生かしていくために、事業の実施にあたっては指定管理者とよく対応して参りたいと考えております。 |