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一般質問・その9

各種計画策定の業務委託について−2

【2回目の質問】

 庁内でつくるものと委託するものについての差というのが、既存のデータだけではまとめられない、大量かつ広範囲、詳細な情報が必要な計画あるいは専門的な知識や判断が必要な計画というふうなご答弁がありましたが、私はそこをむしろ職員の皆さんが担っていただくということが大事なのではないかというふうに思っています。

 この計画策定の業務委託、毎年2,600万円から3,300万円、この3年間で実に9,000万円近く、カウントしているだけですので実際はもっと多くなるかもしれません。
という経費がかかっております。

 そのかかった経費をつかって、さきほど上げられた水道ビジョン、ごめんなさい、これ間近なものでちょっと例にとらせていただくのですが、春日部は1,281万円で業務委託して、結構本当にきれいです。
 カラー印刷で、すてきな冊子です。
 これを100部つくったそうです。
 久喜市は、片や職員の皆さんがおつくりになりました。
 これは裏表ですから、もうちょっとページ少なくなりますが、ページ数にしてもほとんど春日部市と変わらないで、この中身も厚生労働省の水道ビジョンにのっとっていますから、さほど変わるものではないと私ちょっと見たのですが、思いました。

 その上、例えばこれはほんの一例ですけれども、春日部市は、ビジョンですから、今後目指す方向の基本方針として
・安全な水の安定供給を目指す
・持続可能な水道事業経営を目指す
・環境に優しい水道を目指す
 という3項目を挙げているのに対して、久喜市では
・安全で信頼される水道
・安定している水道、これは給水と財政を含めてです。    3番目に
・市民のための水道
 ということをきちんと、サービス向上ということを柱として立てているのです。

 私は、このような観点というのは、実際に実務を担当して、あるいは日ごろ市民の皆さんと接している職員の皆さんならではの視点ではないか、そういう基本の上に計画を策定していくというのは、やっぱり私は職員の皆さんがつくることによって生まれることであって、業務委託ではなかなかこのような観点が出にくいのか、どこも似たり寄ったりの計画という傾向が強いのですけれども、その一端があるのではないかと思っています。

 私は、職員の皆さんがつくることのメリット、いろいろ挙げたいのですけれども、ちょっと時間が迫ってきました。
 以前、さいたま市見沼区でワンストップ窓口を自分たちで開発した職員さんのお話を伺うことがありました。  このワンストップサービス、非常に好評だということですが、その職員の皆さんが本当に目を輝かせて、自分たちがこういうふうにしてやっていったのだというのを報告している姿を見て非常に感動しました。

 春日部市の職員の皆さんだってこういうことはできるし、こういうことをしたいと思っている職員の皆さんはいっぱいいるのではないかというふうに、そのとき思ったのです。

 昨日の質問の中で、シンクタンクで職員を研修させてはどうかというような質問もありましたが、そんなことをしなくても大きな計画を職員の皆さんが立てることによって、私は十分なスキルアップもできるし、人を育てていくということはそういうことではないかと思うのです。

 本当に必要なところだけ専門家の方のアドバイスをいただけばいいのであって、何も計画策定を丸ごと業務委託する必要はないのではないかというふうに思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
 これは市長のご判断もお伺いしたいと思っています。

★香田寛美総合政策部長の答弁 

 計各種計画づくりにつきまして、議員ご提言のとおり、職員のスキルアップにも十分役立つことと私ども考えておりますので、今後とも職員による計画づくりにつきましては努力をしてまいりたいと考えております。

★石川市長の答弁

 計画策定業務に当たりましては、外部の専門家等が有する専門的かつ高度な知識や技術を必要とする業務を除いて、職員の能力開発、育成や組織としての技術の蓄積などの観点からも、これまでも実施しておりましたが、今後も引き続き必要なものについては職員による計画づくりを進めてまいります。

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