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一般質問・その10

☆春日部駅東西の通り抜けについてー1

【1回目の質問】

 この質問については、先日冨樫議員から質問がありましたので、私は質問をしなくてもいいだろうというふうに考えておりましたけれども、答弁を伺っていましてどうしても納得がいきませんでしたので、多分冨樫議員も同じ思いではないかと思いますので、改めて引き続きここでお伺いさせていただきたいと思います。

 答弁を伺っていて、なぜ浦和駅では通行証の発行ができて春日部駅ではできないのか、その点納得がいきませんでした。

 その理由として、春日部駅だけ実施するのでは他の駅との整合性がとれない、2点目として乗り越し精算しないなど不正の横行のおそれがあるという2点でした。

 しかし、これではなぜ浦和駅ではできたのに春日部駅ではだめなのか、あるいはJRではできるけれども、東武鉄道はどうしてできないのか、この答えには全くなっていないと思うのです。

 浦和駅はこういうことをクリアしたから通行証を発行しているわけで、春日部だってクリアすればできるのではないですかと、市民の皆さんはそうお考えになると思います。

 ましてや浦和駅、工事によって迂回路が遠くなったからというふうに言われていますけれども、その迂回路までの距離はたったといいますか100メートルなのです。
 春日部の今の現状を見ますと、地下道があるといっても100メートルはもう優に超す距離にあり、しかも車椅子の方、ベビーカーを押している方はこの地下道は利用できません。
 足腰の弱い、杖をついたりなさっているご高齢の方にも、かなり困難な地下道になっています。

 また、この地下道を利用できない方は500メートル以上、もっと離れているであろう、しかもラッシュ時には1時間に58分も遮断機がおりている大踏切、あかずの踏切を通らなければいけないという現状です。
 遮断機が上がりますと、車も自転車も人も一斉に踏切を渡ろうとします。
 この危険な踏切、車椅子を使っている方、杖を使っている方あるいはベビーカーを押している方、そういう方が渡る怖さをぜひ想像していただきたいと思います。

 できない理由をいつまでも、何回も同じことを述べるのではなく、少しでも実現できる方向のご答弁をいただきたいと思って質問させていただきます。

★石崎純一都市整備部長の答弁 

 まず、1点目の浦和駅構内東西改札口間の無料通過化が実施されたが、春日部駅構内にはなぜ導入ができないのかとのご質問に答弁申し上げます。

 JR東日本、東武鉄道株式会社とも、駅構内への立ち入りまたは通行などをする際には、入場券による通行を基本としております。

 しかしながら、浦和駅における無料通行につきましては、
・浦和駅周辺鉄道高架化関連事業であります東口駅前再開発事業の完成に伴い、バス発着所の一部が西口から東口に移動したこと
・駅前の再開発により、新たな文化拠点発信施設として中央図書館や市民活動サポートセンター、浦和コミュニティセンター等で構成される複合公共施設と大型商業店舗が建設され、駅周辺の環境が大きく変化したこと
・あわせて用地取得状況のおくれから、浦和駅周辺鉄道高架化事業により整備される東西連絡通路の完成におくれが生じているため
 このようなことから、さいたま市とJR東日本で協議を重ね、交通弱者であります高齢者や障害のある方を対象として、高架化事業による東西連絡通路の暫定使用開始までの期間に限り、浦和駅構内の通行が可能となったものと聞いております。

 一方で、春日部駅及び駅周辺において駅の東西通行に関して、現状においては特別な環境の変化が起こっていないことから、浦和駅と同様の方法であります駅構内の無料通行は難しいと考えております。

 2点目の駅構内を通過するために、自動改札を通過しなければならないが、不正行為とは具体的にどのようなものかとのご質問に答弁申し上げます。

 かねてより駅構内の通行につきましては、東武鉄道株式会社と協議を行ってまいりましたが、その際に想定される不正行為について東武鉄道株式会社より指摘を受けております。

 具体的には、通行証等により駅構内に入場した人が、そのまま電車に乗り他の駅で切符をなくしたと申し出て降りることや、北千住駅などさまざまな店舗が導入されている駅中施設を利用するため他駅へ移動すること、また他駅から乗車し、乗り越し精算を行わず、通行券で退出するなどの不正行為であり、そのため通行証等による駅構内の通行については難しいとの回答を東武鉄道より受けております。

 しかしながら、春日部市駅構内における無料通行につきましては、今まで議会で答弁してまいりましたように、春日部駅付近連続立体交差事業に伴う東西自由通路の完成が抜本的な解決方法であると考えており、この事業の早期完成に全力で取り組んでまいりたいと考えております。

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