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一般質問・その4

☆春日部駅東西通り抜けについて(1)

【1回目の質問】

 これは、先の議会でも質問させていただきました。

 しかしながら、私この問題につきましては、先輩議員に倣い、ぜひぜひ実現するまで何度も繰り返し質問させていただきたいと思いますので、ご答弁よろしくお願いいたします。

 12月議会で質問しました後、さまざまな方から、執行部や市長の答弁では、なぜ春日部駅構内の通り抜けできないのか納得できないというご意見をいただいております。

 そこで、前回の質問後の対応についてお伺いいたします。

 今年に入って国土交通省は、あかずの踏切対策として、駅構内の通り抜けによる歩行者横断の効果を実験的に行っております。

 私はこのニュースを見ましたときに、関東圏でワーストワンと言われる大踏切を控えている春日部駅、ぜひこれで春日部市として実験してくださいというふうに手を挙げるのかと思っておりましたが、残念なことに、関東圏でこの実験が行われるのは、先に区が独自で実験を行いました西武新宿線の都立家政大駅で行われることになったようです。

 この実験は、通過だけに限った専用のIC乗車券を配布するという方法、あるいは改札口で専用の通行券を手渡し出口で回収するという2つの方法によって行われると伺っております。

 12月議会では、浦和駅で後者の通行証を発行して駅構内の通り抜けができるということを実施しているという例でお尋ねいたしました。なぜ浦和駅でできて春日部駅ではできないのかという質問に対して、浦和駅の場合は、駅の連続立体高架工事によって、駅周辺の環境の変化、あるいは東西自由通路の完成がおくれたことによって、一時的に住民の皆さん不便になったことへの対策であるから、もともと不便な状態である春日部市とは通り抜けできない、事情が違うのだという答弁をいただきました。

 しかしながら、その後知った情報では、東京都の国立駅で同じように通行証を発行して駅構内を通り抜けできるようにしているということです。
 国立駅の場合は、春日部駅と同じように、鉄道連続、こちら立体高架事業が行われております。
 その完成によって、東西の通り抜けが可能になるわけです。
 しかしながら、古い駅舎の保存をどうするのかという問題で高架事業がおくれたため、不便解消のため、市民サービスとして通行証を発行することにしたと伺いました。

 連続立体高架事業あるいは交差事業が計画されており、しかもそれがおくれているという点では、国立駅も春日部駅も同じ条件で、不便な状態が続いているのではないでしょうか。
 改めてお伺いいたします。

 このように、国や他の自治体の動向を見ても、まだ春日部駅の不便は、連続立体高架化交差化事業が完成すれば解消するから、当面その間の10年間は手を打たないというふうにお考えなのでしょうか。

 さらに、また鉄道事業者とこの点について、12月議会以降に協議を重ねてきたのか、その点についてもあわせてお伺いして、1回目の質問を終わります。

★石崎純一都市整備部長の答弁

 まず、平成20年12月議会以降の関係者との協議状況でございますが、12月議会での一般質問におきまして、東西通行が可能な往復乗車券の発行という内容のご質問でありましたので、東武鉄道へ確認したところ、駅に入場するための入場券と電車に乗るための乗車券はそれぞれ区別しているため、乗車券と入場券の組み合わせはできないと伺っております。

 次に、国土交通省の実証実験や、JR東日本国立駅での事例と同様に春日部駅の構内通行ができないかとのご質問でございますが、国土交通省による実証実験につきましては、あかずの踏切における安全性の向上や円滑化を図り、踏切待ちのいらいら感等の不満を解消するため、既存の駅構内通行通路を迂回路として利用し、本取り組みの有効性や継続的に実施する場合の方向性等を把握するために、一定期間に限り実証実験を行っているものでございます。

 また、国立駅の構内通行につきましては、平成20年12月の一般質問で答弁申し上げました浦和駅構内通行と同様の事例であり、JR中央線の高架化工事に伴い歩行者の安全確保の観点から、東京都が発行しているシルバーパスや身体障害者手帳をお持ちの方、乳幼児をお連れの方、通学時の小学生などに限り、通行証を提示することにより駅構内の通行が可能となっているものと聞いております。

 なお、国土交通省の実証実験につきましては、その有効性と継続的に実施する場合の方向性について検討しておりますことから、その検討結果において春日部駅東西通行に有効な手法などであれば、東武鉄道と協議してまいりたいと考えております。

 以上のようなことから、現在のところ、春日部駅付近連続立体交差事業に伴う東西自由通路の完成が抜本的な解決方法であると考えておりますので、この事業の早期完成に全力で取り組んでまいりたいと考えております。

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