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一般質問・その4
☆春日部駅東西通り抜けについて(2)
【2回目の質問】
私が聞いた国立の状況とちょっと違うようですね。
私が聞いたのは、改札の前でこういう通行証という紙をいただいて、割と自由に通り抜けできるようになっているというふうに伺いましたが。
それと浦和駅と同じ状況というふうに部長答弁なさいましたが、私は聞いていて春日部と同じような状況ではないか。
春日部、確かに連続立体交差事業、まだ着手はしておりませんけれども、12月議会でも申し上げましたように、連続立体交差事業、10年後だと言われ続けて10年というふうに申し上げましたが、今でも早ければ10年後に完成するというふうに言われています。
10年間このままで春日部駅ってとっても不便な駅ねという印象を持たれたままでいいのかということをお伺いいたします。
市長は、折に触れ、商都復活というふうに掲げていらっしゃいます。その市長のもと、街なかにぎわいというのを政策の柱として掲げています。
そういう施策を掲げながら、春日部市で春日部駅周辺の連続立体高架事業が完成する10年先まで、あの不便な状態を解消しないで街なかにぎわい、本当に実現できるのかどうかということを考えていただきたいと思っています。
また、市長、折に触れ、「ララガーデン」ができたことによって、春日部ににぎわいが戻ってきたとおっしゃっていますが、ではどれほどのにぎわいが生まれたのか。
特に西口、東口の商店街、売り上げが伸びたなどの具体的な裏づけとなるデータがありましたら、ぜひお示しいただきたいというふうに思います。
私は、よく日曜日、春日部駅の西口で若いお子さん連れのご家庭などに「ララガーデン」で買い物でもされたのでしょうか、東口にはどのようにして行ったらいいのでしょうというふうに尋ねられます。
ベビーカーを押している場合は、大踏切をお教えするしかないのですけれども、ではいいかとあきらめている人がほとんどです。
また、市内に住んでいる方も、市役所や病院に行ってついでに東口で買い物したいと思うのだけれども、やっぱりおっくうになって帰ってきてしまうのだよねという声もよく聞きます。
若い人は、春日部は不便だから買い物に行かないという声も聞いています。
ぜひぜひ、春日部の街なかにぎわいのために春日部駅東西の通り抜け、考えていただきたいというふうに思っています。
部長の先ほどの話では、あかずの踏切のいらいら解消とか、安全性確保というふうにきちんと国土交通省の実証実験はそのために行うのだというお話でしたね。
大踏切、危険な状態であることには変わりありません。
該当すると思いますので、国土交通省の実証結果を注視するというお答えでしたが、先んじて春日部が方策を考える。
もし新聞に春日部市が独自で春日部駅の東西通り抜け、こんな対策で解消しているのだということが新聞に載れば、明るい話題が生まれるのではないでしょうか。
最近、人口減少だとか、住民サービス県内ワーストワンとか、余りうれしくない話題でにぎわっている春日部ですので、ぜひぜひ元気になる春日部のためにそのような施策を考えていただきたいと思います。
私が提案したいのは、ICカードを利用した通行の可能ですね。今、ICカードかなり進化しておりますので、不正利用をしないためには、1時間で通り抜けしないとICカードが無効になるようなそんなカードの発行を、ぜひ東武鉄道なり、国土交通省なりと一緒に春日部は模索する方向もあるのではないかというふうに思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
★石崎純一都市整備部長の答弁
国土交通省で実施している駅構内通行の実証実験について答弁申し上げます。
過日、国土交通省へ問い合わせをいたしましたところ、この実験は、あかずの踏切等の迂回路としてその有効性等の把握を行うものであり、昨年実施いたしました実験結果におきましては、報道発表のとおりであると聞き及んでおります。
報道発表の内容は、延べ利用者数約200人で駅構内通路の利用理由は、踏切待ちの影響を受けずに通行ができるが約55%、踏切より安全に通行できるが約9%でり、駅構内通路利用者、駅構内通路非利用者及び鉄道利用者からアンケート結果においては、駅構内通行はおおむね大変よい、よいと評価されているところであります。
しかしながら、実験を実施している駅は、春日部駅と比較しますと、踏切と駅が余り離れていないこと、駅構内の通行距離が短いこと、1日の乗降客数が約2万人で余り多くないことなどから、春日部駅の実情とは大きな違いがあります。
また、過去に東武鉄道と協議してまいりました駅秩序維持の問題、通行する場合の初期経費及び安全管理面などに係る方向性等についての評価がございませんので、直ちに春日部駅で実施できるというものではないと考えております。
したがいまして、今後、今度実証実験の結果におきまして、今までに東武鉄道と協議してまいりました中で課題とされております内容についてその方向性などが示された場合には、改めて東武鉄道と協議してまいりたいと考えております。
★金子 勉鉄道高架担当部長の答弁
「ララガーデン」オープン後のにぎわいについてのご質問について答弁申し上げます。
平成19年11月の「ララガーデン」オープンにあわせ、春日部駅西口大沼線からイトーヨーカドー方向へ、また「ララガーデン」方向へそれぞれ一方通行に交通規制し、歩行対応幅員2.1メートルに広げました。
さらに、ラバーポールを設置して路上駐車を防ぎ、安心、安全な歩行空間を確保したところでございます。
これにより、「ララガーデン」のオープン時はもとより、それ以後もいぎわいが見られるようになりました。
実際に当該路線の交通量の変化を見てみますと、土曜日の歩行者数は、「ララガーデン」前、イトーヨーカドー前の両地点とも、規制前に比べ増加しております。
特に、「ララガーデン」前交差点では、オープン前後では、約3倍強に増加しております。
この数値は、交通規制前に比べますと14倍にもなるものでございます。
また、にぎわいをはかる上で参考となる春日部駅の乗降客数でございますが、「ララガーデン」オープン後半年を経過した平成20年5月以降の半年間と、オープン前1年間の平均値とでは約1割の増となっており、この点からもにぎわいが続いていると考えられます。
それから、西口、東口につきましての売り上げにつきましては、具体的な金額を把握できない状況でございますが、「ララガーデン」オープン時には、イトーヨーカドーさん、ロビンソン百貨店とも売り上げは上がったというふうに聞いております。
★石川良三市長の答弁
春日部駅構内の通行につきましては、春日部駅付近連続立体交差事業による東西自由通路の完成が抜本的な解決方法であると考えております。
都立家政大駅等々あかずの踏切と迂回路として駅構内を使うのが、踏切と距離が近いのだと、余り離れていないから春日部駅と違うのだという答弁は、ちょっと私びっくりしました。
あかずの踏切と春日部駅の改札のところ、構内、距離が遠いから皆さんすごい不便なのです。
しかも、踏切あかない状態がすごい続いているから危険だという認識があったら、一刻も早く対策をしなければいけないというふうに思うのが普通ではないでしょうか。
それから、市長、本当に10年先まで、鉄道立体交差化事業が完成するまで、春日部にぎわい、1割乗降客がふえたというお話ありましたが、それまでにぎわい戻ってくるのか。
鉄道高架ができた段階で、やっぱり春日部の中心商店街が残っていなければ、魅力的なまちづくりはできないと思います。
これは答弁は結構ですので。
私はそう思いますので、ぜひ東西の通り抜け、もっと市民の皆さんの側に立って真剣に考えていただきたいと思います。
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