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一般質問・その3
☆保育所及び放課後児童クラブの待機児童対策について(1)
【1回目の質問】
2点にわたってお伺いいたします。
先日平成21年度の当初の保育所の待機児童は54人、昨年度よりも17人増加し、放課後児童クラブについては現在は小学3年までの待機児童はゼロであると伺いました。
そこで、それを受けてさらに保育所の待機児童の年齢別の内訳を伺いいたします。
また、入所申請について昨年度との比較を伺います。
2点目として、この待機児童については、9月に第9保育所がオープンしても解消できないという見通しが示されましたが、年度途中での入所申請が今後続くと考えると、さらに今年度中の待機児童はふえるのではないかと考えられます。
この解消に向けてどのように対策をお考えなのか、伺います。
放課後児童クラブについては、現在は待機児童はないということですが、年度途中に待機児童が出た場合にはどのような対策をとるのでしょうか。以上です。
★秦野敏雄福祉健康部長の答弁
初めに、年度当初の保育所の年齢別の待機児童数の状況でございますが、平成20年度は0歳児、5歳児につきましては待機児童なしということでございます。
1歳児が15人、2歳児が11人、3歳児9人、4歳児2人、計37人となっております。
平成21年度は、0歳児が3人、1歳児15人、2歳児21人、3歳児10人、4歳児5人、5歳児につきましては対児童なしでございます。
計54人となっております。
0歳児に比較して1、2歳児の待機児童が多くなっている要因としましては、育児休業終了後職場復帰される保護者が多いことが考えられるところでございます。
一方、放課後児童クラブへの入室についてでございますが、条例により小学校1年から3年生までを対象としており、定員に余裕のある場合は4年生以上の入室を認めているところでございます。
年度当初の放課後児童クラブの待機児童の状況でございますが、1年生から3年生については待機児童はありませんでした。
ただし、定員を超える申請があった粕壁、内牧、豊春、幸松、豊野、上沖、小渕の7クラブについては定員の1割増までを受け入れるという定員の弾力的運用により定員を超えて入室している状況でございます。
また、豊春及び幸松放課後児童クラブにつきましては、平成21年度年度当初の入室申請の段階で定員の1割を超える申請があり、豊春13人、幸松4人のこれは高学年児童については入室できませんでした。
次に、保育所の年度当初の申請者数につきましては、平成20年度の1次及び2次募集の申込者数は585人、同じく平成21年度は705人でございました。
入所選考の結果、残念ながら入所要件に該当しているが、希望する保育所に入所できない児童が平成20年度には76人、平成21年度には80人となっております。
このほかに求職中で入所できない児童が平成20年度は27人、平成21年度は41人となっております。
これらの状況から、待機児童解消につきましては現在粕壁三丁目A街区に建設中であり、9月の開所を予定しております定員120人の市立第9保育所や民間の谷原保育園の定員増ーこれは120人から150人の増でございますーによる移転改築も予定しておりますことから、待機児童解消は進むものと期待しているところでございます。
一方、放課後児童クラブの申請者数につきましては、平成20年度1,397人、平成21年度1,520人でございました。
また、入室児童につきましても、平成20年度は1,381人で小学校児童数の10.6%、平成21年度は1,474人で11.7%の入室率となっており、小学校の児童数は年々減少しているものの、放課後児童クラブへの入室率は毎年約1%ずつ増加しているところでございます。
入室児童数増加への対応としましては、施設整備の推進を図ることにより必要な定員数を確保し、放課後児童健全育成事業が対象としている低学年児童について待機児童を発生させないようにしたいと考えております。
また、高学年児童も含めた入室希望が増加しておりますことから、今後も放課後児童クラブのあり方についても幅広く検討してまいります。
次に、保育所の年度途中の待機児童対策でございますが、当面は定員を超えた弾力的な運用などで対応したいというふうに存じております。
また、今後の待機児童対策につきましては、議員ご案内のように現在国におきまして新待機児童ゼロ作戦の名のもとに各都道府県に基金を造成し、今後認定こども園等の新たな保育需要への対応、あるいは保育の質の向上等の研修、あるいは施設整備、こういったことを行うような計画を示してございますので、私ども春日部市におきましてもこうした制度、これを十分活用できるよう検討してまいりたいというふうに思います。
特に無認可保育所への援助あるいは家庭的保育改修等の事業につきましても、これらの導入についてよく精査をしてまいりたいと存じております。
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