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一般質問・その4

☆定額給付金について(2)

【2回目の質問】

 単身世帯、寝たきりの方には代理申請のできる旨民生委員さんに依頼しているという話でしたが、香田部長お答えのように、なかなか通帳を預かるとかいうこともできず、代理申請も難しいという声を私は民生委員さんから聞いています。

 それから、もっと問題といいますか、そういう網にひっかからない、認知症とまだわからない段階の軽度の認知症の方というのが実際に随分いらっしゃるのです。

 こういう方々の見守り体制をどうするかということが、これから私は春日部市の高齢福祉の大きな課題になるだろうというふうに思っています。

 実際に地域の方々、自治会の方でも、民生委員さんの方々でも、市の施策からこぼれているそういう軽度の認知症の方、あるいは働くことができない軽度の知的障害の方等をどういうふうに自分たちがサポートしていっていいのかということに、今非常に困っているのです。

 私は、であるならば、この定額給付金というのはいいチャンスではないかな、そういう方々をフォローしていくためのいいチャンスではないかなというふうに思ってこの質問をさせていただいております。

 定額給付金申請されていない方が15%。この15%という数は、私は意識的に定額給付金はいただかない、申請しなくて結構ということで拒否している方の数にしては多過ぎるというふうに思っています。
 だとするならば、制度が理解できずにまだ申請できないとでいるという方が相当数いらっしゃるのではないかというふうに思います。

 総務省が定額給付金のこのシステムなどをほかの部署で、例えばこれでしたら高齢福祉とか、障害福祉で利用するということは、守秘義務違反とか個人情報に違反するおそれと言いますが、同じように国としては福祉の向上に役立つためであるならば個人情報の保護というのは個人情報保護には当たらないという見解が明確に、これは災害時の要援護者の問題について明確なことが出ているわけですから、せっかく3,500万円もかけてシステムを開発しているのであれば、そのシステムをフルに活用して、例えば高齢者でしたら単身とか、高齢者世帯でしたら2万円給付、4万円給付、6万円給付ですか、そういう方々の中で未申請がどのぐらいあるかをピックアップしてリストを、そのリストだけ福祉のほうに上げていくということだって可能だと思います。

 それから、やっぱりこれは民生委員さんに通帳を預けるなどということは難しいことがあるのだとしたら、やっぱり市が福祉の一環として取り組むべきことではないのでしょうか。

 これがこれからの認知症対策ということに非常に私は有効なきっかけになると思っていますので、ぜひそういう観点で、あと10月まで残り3カ月ちょっとしかありませんので、私はここから地域福祉をつくっていく、ネットワークをつくっていくきっかけにぜひ高齢福祉課、障害福祉課取り組んでいただきたいと思っていますけれども、その点いかがか、お答えいただきたいと思います。

★香田寛美総合政策部長の答弁

 定額給付金の中で65歳以上の方々を抽出する等のことにつきましてはできないわけではございません。
 システムの活用につきましては、先ほど申し上げましたように他の法令等との問題も十分考慮しながら関係部局と調整し、議員ご提案の方々への対応につきましても関係部局との調整の中で実施ができるようであれば進めてまいりたいと考えているところでございます。

★秦野敏雄福祉健康部長の答弁

 高齢者の関係でございますが、これはご提案のように、大事なことは失念をして申請をすることがないようにということが非常に大事だと思います。

 したがいまして、国と認知症等の方につきましてはそういう可能性が非常に大きいということから、私ども高齢者福祉を推進していく者としては非常に心配しているというのは事実でございます。

 しかし、一方確かに数は少ないと思いますが、制度としてはやはり申請をするしないというのは個人の意思でございます。
 したがいまして、当然個人情報等の保護とか意思の尊重というものは、これは十分尊重した上でそういった失念等をされないように、今後さまざまな組織、こういったものを使って情報収集及び逆にPR、期日もございますので、一生懸命やっていきたいというふうに思っております。

 また、知的障害のある方などにつきましては、大体ケアホームとかグループホームとかこういった施設へ入所し、生活されている場合がほとんどでございます。
 しかし、こういった施設以外の方も当然いるわけですから、こういったものについても高齢者と同様な考え方で周知していきたいというふうに考えております。

【3回目の質問ー要望】

 それから、定額給付金の問題ですが、確かにこれ非常に難しい、軽度の認知症の方の問題というのは難しい問題だと思っております。

 今回の申請をされていなかった方のリスト、あるいは春日部市は本当に毎年秋に高齢者世帯調査というのをやっておりまして、その中で民生委員さんやいろんなサポーターの方がきめ細かい相談といいますか、聞き取りといいますか、訪問をやっていらっしゃるのです。

 その中で孤立していらっしゃる方というか、世間とつき合いのない方というのはある程度ピックアップできているのだと思っているのです。

 そういう方々の情報というのを共有しながら先ほど申し上げましたように、これはその方の福祉の向上に役立つ使い方ということで、限定した範囲内で情報を共有しながらぜひそういう見守り体制、有効な見守り体制をとっていっていただきたいと思いますので、それついては今後のきめ細かい対策を期待して、私の一般質問を終わります。

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