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一般質問・その1
☆子育て支援策について(1)
【1回目の質問】
子育て支援については、つどいの広場事業について伺います。
このつどいの広場は、国が平成14年度に創設した事業ですけれども、創設の趣旨として、
「核家族化の進行や都市化に伴う近隣との人間関係の希薄化によって、子育て中の親が子育てや育児について気軽に相談できる相手や仲間がいないなどが子育て支援機能の低下が問題である」
として、
「その子育て支援機能の低下が子育て中の親の孤立感や閉塞感を生んでいる。また、それによって子育て不安や精神的負担感が増している。その問題解決の糸口になる乳幼児を持つ子育て中の親が気軽に集い、打ち解けた雰囲気の中で語り合うことで精神的な安心感をもたらす機会を提供する事業」
というふうに位置づけております。
そのためつどいの広場では、
・子育て中の親子の交流と集いの場の提供
・子育てアドバイザーによる子育ての悩み相談
・地域の子育て関連情報の提供
・子育て及び子育て支援に関する講習の実施
この4つの事業を実施することになっています。
春日部市では、昨年度からこの事業に取り組んでおり、つどいの広場となる子育て支援拠点施設を平成23年度まで市内に13校ある中学校区に1カ所整備する予定と伺っています。
平成20年度にはエンゼルドーム、庄和子育て支援センター、児童センター内の子育て支援センターのほか、一の割自然保育園、信愛保育園の2つの民間保育所によって4カ所設置されています。今年度はさらに7カ所整備する予定と伺っています。
まず、1点目として現在の整備状況と実施内容についてお伺いいたします。
これに関連して2点目です。
春日部市が設置を予定していますのは、公共施設もしくは保育所内と伺っています。
国の資料によりますと、そのほか商店街の空き店舗や学校の余裕教室等での実施も可能であるとされています。
子育て支援の中では、地域の子育てを終えた世代の参加も得ることによって、より細やかな支援を行うことができるとされています。
特に埼玉県においては、地域は子育てにとって大きな一つの屋根の下という構想が打ち立てられています。
公共施設や保育所の中という限定された空間に乳幼児と一緒に子育て中の親御さん、もしくは家族が集うといった限定された形態では、地域の方が気軽に参加できる予知は少ないと思われます。
地域の子育て力を子育て支援につなげていくためには、そのきっかけとして空き店舗を利用し、近所の方も気軽に参加できる形態のつどいの広場も必要ではないかと考えますけれども、その点についてはいかがお考えでしょうか、子育て支援については、この2点お伺いいたします。
★秦野敏雄福祉健康部長の答弁
現在つどいの広場事業につきましては、児童センターや子育て支援センター、民間の保胃園におきまして、地域子育て支援拠点施設として実施しているところでございます。
実施内容でございますが、各施設におきましては子育て中の母親などが気軽に集まって仲間づくりをしたり、育児不安について相談をしたりと、それぞれ独自の工夫をしながら実施しているところでございます。
実施の要件としましては、10組み以上の親子が集える広さがあり、1日3時間以上かつ週3日以上開設しており、年間で150日以上開設している施設でございます。
現在の整備の状況でございますが、設置の場所につきましては子育て家庭の身近な地域である中学校区単位に整備することを目指しております。
平成21年9月時点で、市内10カ所に設置しております。
また、今年度は11月から男女共同参画推進センターを活用して開設を予定しているところでございます。
実績としましては、平成20年度の国庫補助対象の4カ所、これはエンゼルドーム、庄和子育て支援センター、一の割自然保育園、信愛保育園でございます。
この4カ所におきましては、年間延べ809日開催し、利用者は延べ約4万3,000人となっております。
その中で、子育てに関する講習会を123回行い、内容はベビーマッサージ教室、絵本講座、離乳食や食育講座、リトミック講座、育児子育て講座等を行っております。 当市では、月曜日から土曜日まで市内のいずれかの場所で親子の交流事業が開催されている状況でございます。
次に、空き店舗を利用した広場の設置についてのご質問に答弁申し上げます。
子育て支援拠点につきましては、おおむね中学校区に1カ所設置することとしておりますが、設置に当たりましては中学校区内の子供の人口や地理的条件、交通事情など地域の状況を勘案し、設置していく必要があるところでございます。
現在参加者につきましてはおのおのの施設の規模やイベントの内容、遊具等の有無により遠方であっても自転車、車等で参加されている状況もございます。
一方、いつでも気軽に訪れることができる身近な施設を望まれる方もいらっしゃいますので、魅力のある実施内容、気軽に訪れることができる雰囲気づくりが最も重要と考えているところでございます。
こうしたことから、今後の運営としましては、まずは各施設がそれぞれの工夫をしながら実施するとともに、お互いの情報交換などを連携して実施することが最も重要と考えているところでございます。
また、子育てサロンなどの親子交流事業につきまして、市内7地区の公民館等の公共施設において実施しておりますので、これらの事業との連携も十分配慮してまいりたいと存じております。
次に、空き店舗の利用につきましては、国の地域子育て支援拠点事業実施要綱におきましても、実施形態が広場型のものにつきましては商店街の空き店舗等の活用が示されているところですので、その近隣に活用できる公共施設がない場合などにおきましては、状況を勘案した上で対応を図ってまいりたいと考えております。
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