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一般質問・その4
☆ドメスティックバイオレンス防止及び被害者支援について(2)
【2回目の質問】
本当に細かくご丁寧な答弁をいただきました。
男女共同の基本条例ができてから、着実にこれまで春日部市が取り組んできたという経緯がよくわかりました。
それから、私がちょっと心配しておりましたのは、春日部市としてだけではなく、警察、病院あるいは児童相談所等関連する諸機関と連絡密にし、調整しながら、さまざまな支援を進める(必要があるのでは、ということでしたが、これも連携をとっているー片山加筆)るということがよくわかりました。
それに基づいて、これから基本計画を立てていき、さらにドメスティックバイオレンスについての理解が深まるように、考えていただけるのではないかと期待しております。
ただ、一つ気になりましたのは、ご本人が暴力を受けているけれども、このままの生活を続けたいという方が随分いらっしゃるということです。
それから、もう一つ気になりましたのが、子供の虐待の背景に、やっぱり親御さんのドメスティックバイオレンスの問題が潜んでいるということです。
これを考えますと、やっぱり自分だけ我慢すればというふうに思ってしまいがちですけれども、しかしそれは子供にとっても大きな問題であるということと、それから目に見えない暴力、精神的な暴力などは、支配する、支配される関係が長年続いて、それが自分の自信喪失につながり、育児に対する自信喪失につながっていくような、そういう虐待ということも考えられます。
ドメスティックバイオレンスの相談件数がふえている背景に、もっとたくさんの目に見えない暴力が潜んでいるのではないかというふうに思いますので、ぜひ改めてこのドメスティックバイオレンスの問題に関して理解を深めていくような施策の推進をお願いしたいと思います。
今回は時間がないので、具体的には結構でございます。
1点だけです。先ほどの被害を受けているけれども、我慢をしているという方々の支援の解決のためになのですけれども、現在NPO等のさまざまな団体では、被害を受けた人同士がピアカウンセリングというのですか、ご自分の体験を伝えたり支え合ったりすることで自立に向かっていくというようなことも行われています。
春日部市としては、市役所だけがイニシアチブをとるのではなく、そのような自助共助の支援というものも展開していく必要があるのではないかと思いますけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。
★町田 務市民部長の答弁
初めに、先ほどの答弁で苦情処理機関の実績が越谷市5件と申し上げましたが、越谷市3件の誤りですので、訂正させていただきます。申しわけございませんでした。
再度の質問にご答弁申し上げます。暴力であるという認識を持っていない場合がありますので、その暴力を意識がないことによって認めてしまう場合が、周囲の人々にも多く見受けられます。
そうした誤った意識や見過ごしが次のDVを招き、無意識のうちに暴力であるDVを容認することになりますので、情報の提供が重要であり、DVを理解することが被害を防ぐまず第一歩であると考えております。
また、11月には全国的に女性に対する暴力をなくす運動が行われますので、本市でもハーモニー春日部において啓発事業を実施し、情報提供を行う予定でございます。
また、DV被害者は身体的にも精神的にもダメージを受けておりますので、身体的なダメージだけではなく、精神的なダメージが回復するまでは相談やカウンセリングを充実する必要があると思います。
今後は、ピアカウンセリングや自助グループなどによる支援など、同じ体験をされた方との交流などによる精神的支援が大変有効であるとされておりますことから、民間団体や関係機関と連携を図り、きめ細やかな対応ができるよう充実させてまいります。
以上でございます。
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