●「母さんの視点」過去ログ
●議会&市政
●自伝風の長めの自己紹介
●活動日誌
●風のたより(片山いく子の議会報告)
●議事録・発言集
●メールフォーム
●リンク

次へ>>>トップ>>>議事録・発言集>>>このページ

一般質問・その6

☆新型インフルエンザ対策について(2)

【2回目の質問】

 新型インフルエンザ対策についてお伺いいたしました。私は、春日部市内、2次救急もない、そういう中で重症患者さんが、お子さんが出た場合どうするのだろうということがとても不安でした。
 一般の市民の、親御さんたちも、その点が一番気がかりだと思うのです。

 健康部長のほうからは、県の体制が整ったらというご答弁でしたが、市立病院のほうでは2次救急医療機関や3次救急医療機関との連携で受け入れ態勢というものをきちんとネットワーク構築していくというような答弁をいただきましたので、その点についてはよろしくお願いいたします。

 先ほど夜間の問題について申し上げましたけれども、実は夜間に重症化した患者さんが発生した場合、軽症のお子さんが救急車を呼んだりしてしまうと、重症の患者さんが迅速に治療を受け

 られないのではないかという懸念があると思うのです。春日部市のホームページを見ましても、新型インフルエンザについてはかなり潜って、健康課のところへ行って、それからまたクリックしてというような、かなり下の方に潜っておりまして、全然トップページからは飛ばないようになっているのですけれども、やっぱり市民の皆さんに新型インフルエンザ対策について、いつも手洗い、うがい、マスクというようなことだけではなく、かかったときにどうするのかという対応策についても、きちんとホームページでも知らせていただきたい。

 特にお子さんを持っているご家庭に対しては、なるべく夜間に診察をしないで昼間の診察で済むような心構えというものを、きちんと、これは幼稚園、保育所、小中学校等を通して徹底していただきたいと思うのです。

 先ほどご説明がありましたように、看護師さんが電話相談に対応してくれる#8000番などの活用とか、それから埼玉県の救急医療情報センターの電話番号等もきちんと明示して、子供さんが夜中にいきなり高い熱が出たら、やっぱり心配だし、救急車を呼びたくなるという気持ちはわかるのですが、今これだけ夜間の救急体制が整っていない中で、朝まで待っていいのか今すぐに救急車を呼ばなければならないのか、その判断をきちんと親御さんができるようにしていただきたいというふうに思います。

 それで、軽症の場合と重症の振り分けはこれからやっていただけるということで、とにかくいざとなったときに一刻も早く重症化したお子さんが迅速に治療を受けられる体制をとっていただきたいというふうに思っています。

 それに関しましては、市長は新型インフルエンザの対策本部長となっていらっしゃいます。
 先ほど市立病院の設置者でもあり、市民の皆さんの命を守るために全力を尽くすというふうな力強いご答弁もありましたし、子育て日本一を目指すというふうに掲げていらっしゃいます。
 この新型インフルエンザ、お子さんの命を救っていくために、本部長としてはまず何を重点的に、どんな対策をとっていくのか、お答えいただきたいと思います。

★折原良二健康保険担当部長の答弁

 インフルエンザ対策の、特に医療機関とのかかわりでございますが、なるべく軽症の方は昼間の間にかかりつけ医で受診することや、また私のほうから保育所などを通して保護者への通知や乳幼児相談での参加者への啓発など、各家庭への周知徹底を図ってまいりたいと考えております。

★石川良三市長の答弁

 私は、未来を担う大切な子供たちに限らず、妊娠されている方やお年寄り、さらに医療にかかわる方々を新型インフルエンザによる重症化から守ることが最も大事なことだと考えております。
 
 このため、その第一弾として、先日滝澤議員の一般質問に答弁したとおり、医療従事者に市が備蓄しているタミフルの提供配付を決めたところでございます。

 今後も状況に機敏に反応し、新型インフルエンザを含め感染症対策に全力で取り組んでまいります。

【3回目】要望

 2回で質問を終えるつもりでしたが、答弁を聞いてきちんと要望しておきたいと思っています。

 私は、市長には新型インフルエンザ対策本部長として、また市立病院設置者として重症化したお子さんの対策を何を重点にしてやっていくのかというふうにお尋ねしました。

 しかしながら、今市長の答弁は新型インフルエンザも含め、またほかの健康、感染症対策などという非常に抽象的なお答えになってしまいました。

 今本当に春日部市内、私はここに一人で立っておりますけれども、春日部市内で小さいお子さんを抱えている親御さん、市立病院でも小児科の夜間の救急はなくなったし、入院はできなくなってどうするのだろうという心配をたくさんの親御さん抱えていらっしゃると思いますし、また開業医の先生方も自分が診ていらっしゃる患者さんが、もし重症化したときに次の高度の医療機関に送り込めるのかという、本当に不安を持っていらっしゃると思うのです。

 私は、対策本部長であるならば、そういうものに対して、今重点的な施策として、そのネットワーク、一刻でも早く受診ができる体制を整えているなどという答弁をいただけると思ったのですが、あのような抽象的な答弁をされたということは非常に残念に思っております。

 私は、今ここで市長が先ほど答弁されたのは、議場の中での表面的なことであって、心の中でというか今実際に病院とか医師会とともに、きっちりしたネットワークをつくっていくことに取り組んでいるというふうに思うことにして、今回の一般質問は終わりにさせていただきます。

次へ>>>トップへ>>>議事録・発言集へ