|
●「母さんの視点」過去ログ
●議会&市政
●自伝風の長めの自己紹介
●活動日誌
●風のたより(片山いく子の議会報告)
●議事録・発言集
●メールフォーム
●リンク
|
|
次へ>>>トップ>>>議事録・発言集>>>このページ
☆平成22年3月議会 本会議・反対討論3
平成22年度春日部市下水道事業特別会計予算について
議案第39号平成22年度春日部市下水道事業特別会計予算について、反対の立場から討論させていただきます。
下水道事業は、先行投資に多額に必要になることから、その事業費の大半を企業債に頼るのは無理からぬことと思います。
しかしながら、歳入における企業債の割合は、接続家庭が増え、負担金、使用料収入が増えてきている現在でも、高くなる一方です。
とくに、企業債の元金の償還期間が30年であり、下水道施設の減価償却期間が50年であるからとして、その償還期間を延ばすための資本費平準化債が認められるようになってから、企業債の占める割合は40%を超えるようになっています。
また、歳出における企業債の返済分、公債費の割合もまた、60%前後で推移するようになりました。
平成22年度もまた、資本費平準化債10億円の借り入れが予定されています。
平成22年度に借り入れる資本費平準化債の終期は平成43年とのことです。春日部市が下水道事業を開始してからすでに35年を経過し、あと10年もまたないうちに老朽化した施設や下水道管に対する対応が必要となってくることを考えると、これ以上資本費平準化債に頼る会計には不安があります。
今でさえ、平成22年度の予算、公債費39億円余りのうち、元金の償還分は26億6500万円弱で、利子分が12億3500万円余りと、利払いが三分の一近くを占めています。
また、この利払いのうち、接続世帯が納めている使用料、11億5600万円強が充てられており、これは使用料収入の55%近くになります。
今後、補修や下水管の敷設替えなどが必要になったとき、大幅な利用者負担を招かないよう、今の段階から企業債について慎重に検討すべきと考え、本予算には反対します。
次へ>>>トップ>>>議事録・発言集
|
|