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2010年6月議会一般質問(2010年6月15日)

その3・春日部駅東西の通り抜けについて(1)

 ☆1回目の質問

 春日部駅東西通り抜けについてお伺いいたします。
 これについては、さきの岩谷議員のエコまちづくりに関する質問の中で、国土交通省が進めているあかずの踏切対策のための駅構内通り抜けの実証実験に取り組む考えが示されました。

 この問題について過去に一般質問でたびたび取り上げてまいりましたけれども、また、障がい者福祉課や総合政策課の職員の皆さんには実際に車いすを利用している人たちとともに、伊勢崎線の第124号踏切、通称大踏切を渡っていただいたりして、その危険性について伝えてまいったりしてまいりました。

 また、駅構内を通り抜けられるようにという提案を各地の事例から重ねておりまして、この国土交通省が駅構内の通り抜けを利用したあかずの踏切対策、この実証実験を進めていると聞いてからは、その実証実験をぜひ春日部駅でもと提案してきただけに、やっと一歩前進したという思いでございます。

 さきの答弁の中では、実証実験に名乗りを上げて国土交通省と協議を進めているということだけにとどまっておりますので、この点について2点確認させていただきます。

 1点目としては、この実証実験の目的についてお伺いします。

 今まで行ってまいりました実証実験では、平日の朝7時から9時あるいは夕方の5時から7時という時間設定がされています。
 通勤通学で通る人の多いラッシュの時間帯の設定であることから、今まで駅構内を利用しての通り抜けの障害として挙げられてきました、改札や駅構内の混雑がひどくなるのではないか、などの実態を調査することが目的になっているのではないかと思われます。

 その点も非常に大事だとは思いますけれども、実際に駅東西の通り抜けができないことで、とても大変な思いをしていらっしゃるご高齢の方や病気や障害をお持ちの方、あるいは小さいお子さんを連れた若い親御さんなどを対象とした実証実験、どの程度不便が解消されるのかというような実証実験は行われないのでしょうか。

 また、実証実験が行われないのだとしたら、そういう人たちの意見というものはどういうふうに反映されていくのかお伺いいたします。

 2つ目として、鉄道事業者との協議が今後の課題になるというふうに述べられています。
 先ほど挙げました大踏切、第124号踏切、踏切の遮断時間が最大1時間に58分という首都圏でもワーストワンの踏切です。また、踏切を渡る距離も長く、危険性は首都圏でも最も高い踏切であろうと思われています。

 また、春日部駅東西の通行を妨げている点からも、中心市街地の活性化のためには、ぜひ春日部市が鉄道立体交差事業が完成する、早くても10年後などという悠長なことを言わずに、解決しなければいけない重要課題ではないでしょうか。

 さらに、県内にあるあかずの踏切31カ所、現在ちょっと減っているかもしれませんが、そのうち西武線が1カ所、JRが7カ所で、残りの23箇所はすべて東武鉄道となっております。
 既に西武線とJRでは、駅構内の通り抜けを実験的に行っており、この際ぜひ東武鉄道としても取り組むべきではないかと考えます。
 このような点から、ぜひ春日部市としては積極的にこの実証実験に取り組み、少しでも早く駅構内通り抜けを利用した東西の自由な行き来を実現するために強く東武鉄道のほうに働きかけていただきたいと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。

 ☆松沼 貴 都市整備部長の答弁

 春日部駅東西の通り抜けについてのご質問に答弁申し上げます。

 前回、平成21年3月定例会一般質問でご質問いただきました。
 その後の進捗状況でございますが、やはり春日部駅の東西通行につきましては、これまでにも答弁申し上げてまいりましたとおり、春日部駅付近連続立体交差事業による自由通路の完成が抜本的な解決方法であると考えておりますことから、この事業の早期完成に向けて全力で取り組んでいるところでございます。


 その一方で、国土交通省ではあかずの踏切対策に対する実証実験を行っており、その候補地として春日部駅が挙げられております。
 市におきましても鉄道高架事業による東西通行の有効性と利用目的等を実施をする目的で実験できないかと国と協議を行っているものでございます。

 この実証実験の概要でございますが、あかずの踏切に隣接する駅の構内通路を迂回とするなど、既存ストックを有効に活用した効率的な踏切対策について、駅構内通行用改札システムの実用性とあわせて検証をするものでございます。

 今後実証実験の期間や実施方法等の詳細な概要につきまして国と調整を進めてまいりますが、想定される実験の対象者として、議員ご提言の現在通り抜けに支障を来しております高齢者や障害をお持ちの方などの交通弱者への対応は重要であると認識をしており、対象者の範囲、実験時間等につきましては今後調整してまいります。

 また、実証実験の実験等につきましては、東武鉄道の同意が必要であることから、東武鉄道を交えた中で十分に調整を図ってまいりたいと考えておりますが、駅構内通り抜けにつきましては先ほども申し上げましたとおり、市といたしましては春日部駅付近連続立体交差事業による自由通路の完成が抜本的な解決策であると考えております。

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