2010年6月議会一般質問(2010年6月15日)
その3・春日部駅東西の通り抜けについて(2)
☆2回目の質問
東西通り抜けについては、これから具体的に検討していくということでした。
私が先ほど申し上げました、移動困難な方についても、その対象となるかどうかも検討していくということですので、ぜひそれについては、今までの実証実験に加えていっていただくように努力していただきたいと思います。
これは要望ですけれども、市長にお伺いいたします。
法の中で、鉄道関係の事業者というのは、いわゆる交通弱者に対して、できるだけ移動の自由を妨げないということの整備が求められています。
春日部駅の場合は、駅自体、鉄道の施設自体がその移動を妨げているという現状にあるわけですから、ぜひ市長としても事業所のほうにきちんとその実証実験を鉄道事業者のほうに求めていっていただきたいと思います。その点についてご答弁ください。
☆松沼 貴 都市整備部長の答弁
1回目の答弁の補足として答弁をさせていただきます。
これまでの国土交通省のあかずの踏切対策における駅構内を通行する実証実験につきましては、第124号踏切のように、改札口から約300メートルと遠く離れている踏切を念頭には置いておりません。
この実験の目的として、1つには改札口の直近にある踏切などについては、踏切の代替措置としての即効施策としての有効であるかについて、またもう一つは即効施策が有効でない場合、抜本施策としての連立事業をより効果的にするための具体的方策を検討するものとして実施するものでございます。
今回は、後者の抜本施策のための実証実験を行うものでございます。
☆3回目の質問
1回目の答弁とちょっとニュアンスが変わってまいりました。
確かに124号踏切、前にも改札から300メートル距離があるから、あかずの踏切の実証実験の対象にはならないのだというお話でした。
しかし、大踏切でさえ300メートル離れている。もうちょっと近いところにあるのは富士見の地下道という現状の中で、先ほど2回目に申し上げました。鉄道の施設が東西の通行、移動困難と言われている人たちの妨げになっているという現実はあります。
これは、法のもとで解消しなければいけない課題である、その観点に立って、ぜひ駅構内の通り抜けによる東西の自由な通行、これの問題に取り組んでいっていただきたいと思いますので、その点についてお答えいただきたいと思います。
☆松沼 貴 都市整備部長の答弁
今回の実証実験につきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、第124号踏切の対策のために実施するものではなく、踏切があかない時間帯に駅構内を通しても迂回する人はほとんどないものと考えられます。
したがいまして、今回の実験の目的は、連続立体交差事業後、東西を結ぶ自由通路をどこに、どれだけ通すのか、その効果を検討する材料にすることでございます。
なお、駅構内通り抜けや従来の自由通路では、その効果が限定的で、一部の歩行者のみ有効であり、自動車交通には改善効果がないと考えられます。
したがいまして、連続立体交差事業が唯一の抜本的手法であると考えております。
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