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2011年12月議会・一般質質問その1

自転車が安全に走行できる環境整備について(1)

★1回目の質問

 警察庁は、交通事故のうち自転車が関連する事故が約2割を占め、しかも自転車の危険な走行あるいはルール無視の走行によって人身事故が増加の傾向にあることから、その対策を強化する方針を打ち出しました。

 今回春日部市としてのルールとマナーを周知徹底する対策について伺うとしていましたが、先の金子議員の質問と重複しますので、これについては結構です。

 中項目の2つ目となりますけれども、自転車対歩行者の事故を防ぐためにとして、警察庁が道路交通法上、車道と歩道の区別があるところでは、標識や標示によって自転車が走行できることが示されている歩道以外は自転車は走行できず、原則車道を走ることを徹底するとされたことから、不安の声が広がっています。

 また、自転車と歩行者の通行帯を分離できるのは、歩道幅が3メートル以上という法規上の規定についても疑問の声が上がっています。

 この歩道の幅については、緩和の方向性も示されているようですけれども、改めて春日部市内の道路状況を見たとき、自転車と歩行者の通行帯が分離されている歩道のある道路は数えるほどで、もし仮にそれ以外の道路は車道を走らなければならないとしたら、自転車に乗っている人も自動車を運転する人もかなり危険を感じるのではないでしょうか。

  春日部市の交通事故の実態を見ますと、過去5年間の統計で自転車が関連する事故は、平成18年の430件から平成22年の395件と増加の傾向はほとんど見られません。

 中でも、自転車対歩行者の事故は少ない年で2件、多い年でも4件とさほど多くなく、死亡事故はゼロとなっており、大半が自転車対車両の事故となっています。

 そのような現状を見ると、春日部市では一刻も早く自転車が安心して走行できるための道路環境整備が求められていますけれども、その環境整備についてはどのように進めていく計画なのか、今後の見通しについて伺います。

★香田寛美都市整備部長の答弁

 自転車走行中の交通事故防止対策、防止策につきましては、現在事業中の道路整備の中で取り組んでおります。

 自転車道の整備状況についてですけれども、幅員の広い都市計画道路などの道路整備の中で、自転車道の整備を図っております。

 その取り組みとして、現在事業中の都市計画道路南桜井駅北線、南線、都市計画藤塚米島線、都市計画武里内牧線の4路線で整備を行っております。

 まず、南桜井駅前北線、南線でございますが、北線は延長が270メートル、南線は延長が350メートル、幅員はともに18メートルの都市計画道路です。
 この幅員18メートルの構成ですけれども、北線、南線ともに片側3.5メートルの歩道、2メートルの自転車道、3.5メートルの車道構成となっており、歩道、自転車道、車道を分離しております。

 この道路は、人や自転車、自動車の集中する南桜井駅の北口、南口へのアクセス道路ですので、歩行者や自転車の安全性向上のため、通行帯を分離して整備を進めているところです。

 次に、藤塚米島線ですが、延長約2.2キロメートル、幅員16メートルの都市計画道路です。この幅員16メートルの構成ですけれども、一般部で片側2.5メートルの歩道、2メートルの自転車道、3.5メートルの車道構成となっており、歩道、自転車道、車道を分離しております。

 この道路も、市の中心部を東西に結ぶ幹線道路ですので、開通後は大量の交通量が見込まれ、歩行者自転車、自動車の安全性確保のため、歩道、自転車道、車道を分離して整備を進めているところです。

 次に、武里内牧線でございますが、今年度から事業着手をいたしました春日部駅西口環境整備事業において、立沼橋からふじ通りまでの延長約1キロメートルの区間について、自転車道の整備を計画しているところです。

 整備に当たりましては、武里内牧線と並行しております会之堀川の改修にあわせて整備する水路上部を利用して自転車通行帯を設けるものです。

 したがいまして、新たに整備します他の3路線とは構造などが異なるもので、幅員につきましては自転車道として片側2メートルを現在計画しているところです。

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