●「母さんの視点」過去ログ
●議会&市政
●自伝風の長めの自己紹介
●活動日誌
●活動日誌過去ログ
●風のたより(片山いく子の議会報告)
●議事録・発言集
●メールフォーム
●メールありがとう
●リンク
トップ>>>議事録・発言集


2012年6月議会・一般質質問その8

電力需給に関する諸問題について(3)

★2回目以降の質問(一問一答)の2

 先ほど部長のほうから、現在春日部市では太陽光発電と風力発電合わせて65カ所で46キロワットというふうに伺いました。

 では、春日部市の特性を生かした発電方法としては、これ以外の方法は何か考えられるでしょうか、お伺いいたします。

★鈴木郁夫環境経済部長の答弁

 埼玉県は、全国の中でも快晴の日数が多い県です。
 また、本市は平たんな地形となっていますことから、太陽光を利用することに適した地形であるというふうに考えているところです。

 そのため公共施設において施設の大規模改修や建てかえにあわせまして太陽光を中心とする再生可能エネルギーによってエネルギーの地産地消が推進されるよう、設備の設置を検討する必要があるというふうに考えています。

 地域には太陽光のほかにも風力、水力など、まだまだ活用できるエネルギーが存在すると考えております。
 そのため、これらのエネルギーが容易に活用できるような技術開発が進むことについても期待をしているところです。

☆質問

 時間配分を間違えまして、ちょっと残り時間少なくなってまいりましたので、ポイントを絞って質問させていただきます。

 先ほど部長のほうから風力、水力といったものも挙げられました。
 もうご存じだと思うのですけれども、さいたま市の水道局、これが県の浄水場から送られる水の圧力と流量を利用して小水力発電、これを民間の発電会社と共同で行う事業を行っています。
 大宮発電所と呼ばれているこの発電、都会でできる地域の発電所として注目されていて、さいたま市としてはこの発電所をふやしていくというふうに伺っております。
 このような小水力発電もぜひ検討していっていただきたいと思います。

 地産地消については1点に絞ってお伺いしてまいりますが、春日部市は個人住宅についても太陽光パネルの設置について助成制度ができましたけれども、とてもありがたい制度ですけれども、でもやっぱりこれは100万円なり200万円なり大きな規模の金額がかかることになりまして、思いはあるけれども、なかなか設置できないというご家庭も多いのだと思うのです。

 ぜひ先ほど部長、公共施設建てかえなどのときに検討したい、進めていきたいというお考えでしたが、そういう建てかえだけではなく、屋根だけではなく、教育センターとか市役所とか、日がさんさんと差し込むスペースがたくさんあると思うのです。
 そういったところに太陽光パネルを設置する、そしてその設置費用について、そういった自力ではちょっと太陽光パネル取りつけられないけれども、少しでもそういうことに貢献したいという市民の思いをつないで、市民ファンドのような形で市役所発電所というようなものを考えるということはいかがでしょうか伺います。

★鈴木郁夫環境経済部長の答弁

 春日部市にはたくさんの公共施設があるわけですが、先ほど松沼部長のほうからも答弁ありましたとおり、それぞれ施設ごとに構造等もありますので、一概に今どういった施設というのはなかなか申し上げられないと思いますが、いずれにしましても地域に眠るエネルギーを、そこに住む地域住民の力で活用するということができれば望ましいことであろうというふうに考えております。

 ご提案をいただきました市民ファンドにつきましては、現在寄附方式と出資方式というのがあるようです。

 寄附方式につきましては、福岡県福岡市で実施されておりまして、市民の皆様から集まったお金を基金に積み立て、必要に応じて環境に関する事業に活用するというものです。

 また、もう一方の出資方式につきましては、兵庫県などがこれからの事業として進めているようです。
 出資した金額に応じて配当を支払って、10年間の期間満了後には全額を一括返済するというものになっているようです。

 いずれにしましても、このファンドの設立につきましては、今後先進自治体の動向を注視しつつ、研究が必要だというふうに考えているところです。

☆質問

 部長のほうから検討が必要だというふうに考えているというご答弁がありました。

 この市民ファンドによる自然エネルギーによる発電というのは横浜市でしたか、風力発電を市民ファンドで募ったところ、2億8,000万円の出資が3日で集まったというのが有名な話なのですが、それ以外に長野県の飯田市とか、さまざまな自治体でもう既にファンドによる発電所というのはできているのです。

 確かにこれは初めのころは微々たるものかもしれませんが、やっぱりこういった事業の取り組みというのは、市民と行政が自分たちで自分たちのエネルギーを賄っていくのだということを目に見えてあらわすことができる、いい例だというふうに思います。

 先ほど部長のほうは、公共施設については太陽光発電や風力発電の発電量もきちんと把握していらっしゃいますが、ぜひこれは民間住宅等の自然エネルギーの発電量も把握していっていただき、あわせてCO2の排出量の抑制というものもぜひカウントしていっていただきたいのです。

 これはグリーン証書というものにかえていくこともできますし、自治体の排出量取引ということの対象もまた検討されて、そこから収入が得られるということも考えられていきますので、再生可能エネルギーを春日部市の中で生み出していくということは、未来に対してとても夢と希望が持てる取り組みではないかというふうに私は考えておりますけれども、その辺について部長の見解をお伺いします。

★鈴木郁夫環境経済部長の答弁

 再生可能エネルギー、これを創出していくということ、これまでも答弁申し上げましたが、市民、それから行政が一体となってこういった施策に取り組むということについては、望ましい姿であるというふうに思っております。

トップへ>>>議事録・発言集