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2012年9月議会・一般質質問その1

放射能汚染対策について(1)

★1回目の質問

 春日部市では、昨年の8月から独自に空間放射線量の測定を行ってまいりました。
 その後、お子さんをお持ちの親御さんたちの要望を受けて、子供たちが過ごす学校や幼稚園、保育所、公園などの空間放射線量の測定も取り組んでいただきました。     

 それから1年たちましたので、この測定結果から伺います。 

 春日部市の対応指針となっている毎時0.23マイクロシーベルトを超え、実際に対応が必要だった箇所はどのくらいあって、どのような処理をされたのでしょうか。

 また、その実態から春日部市での放射能汚染の状況について、どのような分析をされているのでしょうか。

 放射能汚染について2つ目ですけれども、マスコミ報道によりますと、春先は季節風の関係で高濃度の汚染があった地域の、特に山間部から放射性物質が関東に飛来しているとの見解があります。
 その点についてはどのようにお考えでしょうか。

 さらに、ことしの2月に福島で藍藻類という放射性物質を凝縮する性質がある、これはカリウムを取り込む性質があることからカリウムと似た性質を持っているセシウムを吸収しやすいという微生物と、土壌の複合体が黒い粉として確認され、その後4月前後に関東一円で次々に確認されたという報道がありました。
 そのことについて、春日部市の実態はどうだったのかについてお伺いいたします。

★鈴木郁夫環境経済部長の答弁

 放射能汚染対策に関する3点のご質問に順次答弁いたします。

 まず、1点目の放射線の低減化対策の結果から、春日部の放射能汚染の状況について、どのように分析しているかについての質問に答弁いたします。
 学校などにおきましては、所管課において適切な対応が行われ、放射線の低減化作業が終了しており、その後も大きな変化が見られないことから、安定した状況であるというふうに考えているところでございます。

 次に、事故後1年近く経過した後に放射線量が高くなった理由ですが、昨年8月からことし7月までの期間に、最も空間放射線量が高い測定値を示したのはご指摘のとおり、ことし3月5日の測定結果となっています。
 これは雨の影響によるものと推測しております。

 その理由といたしまして、1年間の測定データは288ありますが、そのうち雨の日は33であり、その割合は全体の11%となっています。

 一方でこの288のデータのうち、測定値の高い上位20のデータを確認しましたところ、雨が11、曇りが5、晴れが4でした。
 先ほども申し上げましたとおり、全データのうち11%しかない雨の日の測定データが測定値の高い日の上位過半数を占めたという結果になりました。
 客観的な事実として、雨の日は高目の測定値になるということがあらわれたものだというふうに考えているところでございます。

  次に、春先に季節風の関係で、放射性物質が飛来しているというマスコミ報道についてですが、これまでの空間放射線量の変化について確認してきた中では、大きな変化が見られないと認識しておりますので、今後も注視してまいりたいというふうに考えております。

 最後に、黒い粉に関する報道についてですが、こうした報道に限らず、これまでにも局所的に放射線が高くなる場合があることについては認識をしているところでございますので、学校などにおきましては所管課において適切な対応が行われているところでございます。

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