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2012年9月議会・一般質質問その2

放射能汚染対策について(2)

★2回目以降の質問・その1  

 先ほど1回目のご答弁の中ではおおむね安定してきているということです。

 ちょっと1回目の答弁に対する質問は後ほど行いますが、安定してきているということについてですけれども、学校施設の空間放射線量の測定について伺います。

 今までの測定のデータは春日部は3月が一番高くなっていると、(このことについては)先ほどの部長答弁では雨の日がデータが高くなる傾向があるというお話でした。
 この雨の日に高くなるということについては、検査機器が雨の日は高い数値をあらわしやすいのだという話もありますが、実際には雨の日はいろんな放射性物質、降下物として落ちてくる比率が高いということも言われております。

 それと関連してですが、学校施設等の子供たちの過ごす空間の放射線量の測定なのですけれども、昨年の11月時点で8月の測定値よりも高いのに、学校施設の空間放射線量の測定が継続して行われていませんね。
 春先のデータというのはないように思います。

 先ほど部長のほうから0.23マイクロシーベルトを超えたところは除染をして、その結果放射線量が安定したのでというお話なのですが、除染をしたから安定したので、もう学校施設等は測定をしなかったのかどうか、その点についてお伺いいたします。

★松沼 貴学校教育部長の答弁

 学校校庭の放射線量の測定につきましては、昨年の8月に1回目を、10月から11月にかけて2回目を実施し、いずれも放射線の低減化対策の目安となる数値を下回る結果でした。

 その後、10月から11月にかけて局所測定と低減化対策を実施し、対策後の再測定により全ての小中学校において市の基準値を下回っているところです。

 また、2台の放射線簡易測定器を購入いたしまして、学校へ貸し出しが行えるようにしたことや埼玉県が調査している降下物の測定においても不検出であったことから、現在は空中放射線量の測定は実施していないところです。

 しかし、今後市の実施している定点測定の変化や基準などの社会状況に変化がありましたら、再度対応を検討してまいります。

【質問】

 では、学校関連でもう一つ質問させていただきますが、今尾議員の質問に対する答弁の中で、学校施設だけではなく通学路周辺についても測定したという答弁がありましたけれども、具体的にはどのような測定を何カ所で行って、その結果はどうだったのか、お伺いします。

★松沼 貴学校教育部長の答弁

 通学路の関係ですが、通学路の測定については、学校に簡易測定器を貸し出しまして、それぞれの学校で測定をしております。

 簡易測定の結果、基準を上回った場合は、市所有の測定器により再測定を予定しておりましたが、いずれの測定値も基準値を大きく下回っているところです。

 箇所数については、測定した学校全体では30校、416カ所、そのうち通学路測定校については13校、112カ所です。

【質問】

 今、通学路の測定のところで、基準を上回った箇所は1カ所もなかったというふうなご答弁でした。

 実はちょっとこれは後にしようかと思ったのですが、関連なのでここで伺いますが、市民の皆さんが子供たちの過ごす環境に不安を持って、みずからいろいろ測定しているデータがありまして、その中で通学路近辺などというのは、中で高いデータも出たところがあります。
 そういう事態というのは、どの程度把握していらっしゃるのでしょうか。

★松沼 貴学校教育部長の答弁

 通学路の測定ですが、測定箇所により測定値が大きく異なることはありませんでした。
 測定の結果ですが、全体を見回しますと0.06から0.142マイクロシーベルトの空中放射線量の結果です。

【質問】

 一番高いところで0.16マイクロシーベルトというのは、ちょっと私が伺ったデータとかなり違います。
 もちろん学校側がこれは簡易測定器でやったということなので、市民の皆さんが測定した結果と違うのだということを今改めて認識いたしました。

 ですけれども、先ほどの部長答弁の中で11月以降に局所測定を行って、これはいわゆる高い値が出やすいところを局所測定してくださって、高い値が出たところは取り除いて封じ込めをしてくださったと、これは本当によい処置をしていただいたと思っていますが、それでその結果低減化されて上がらなかったから、下回ったから、そこで測定は終わっていると。

 それから今後定点測定が変化があったり、また基準が国の基準値等が変化があった場合には、再度測定を考えるということでした。

 そこが私はちょっとわからないのですけれども、埼玉県の降下物の測定のデータなのですけれども、放射線降下物の量が1月から徐々に上昇してきています。
 先ほど季節風の話をしましたが、それで最高値が3月の時点で平方メートル当たり25ベクレルとなっていて、4月になると徐々に減ってきて平方メートル当たり12.5ベクレルというのに落ちついてきた。これは平方キロメートルから換算し直した数値ですけれども、こういう実態があります。

 そういうところと先ほどの春日部市で空間放射線量の測定結果、3月5日に一番高い値が出ているのと符合してくると思うのです。こういうような現状について、せっかくこうずっと定点で継続的に測定しているのに、こういう結果についてどうお考えになるのか伺います。

★松沼 貴学校教育部長の答弁

 先ほども答弁いたしましたが、今市が実施しております定点測定の変化または基準などの変化がありましたら、再度検討させていただきたいと考えています。

【質問】

 定点観測の結果に変化があったかどうかとことについては、これは私は変化があったというふうに思うのですが、変化があったとは見ていないようです。

  次に移らせていただきます。

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