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2013年3月議会・一般質質問その2

地域医療体制について(1)

★1回目の質問

 平成25年度は、総合振興計画の後期基本計画にのっとって施策が展開される初年度となります。
 この後期基本計画の中の安らぎの施策のテーマ、健康に暮らせるまちをつくるについては5つの施策が示されていますが、そのうち4番目に挙げられているのが地域医療提供体制の充実です。
 その施策の方向性として、医療機関の相互の連携体制を強化すること、きめ細やかな医療体制を維持するために医師会、歯科医師会、薬剤師会がネットワークを構築し、連携の強化を図ることなど医療機関の連携について示されています。

 そこで、今回地域医療の連携体制についてお伺いするのですけれども、この問題についてはさきの滝澤議員の質問に対する答弁によって、医療分野での連携の方向性については理解できました。

 私は、視点を変えて、在宅医療を支える地域医療連携体制という点について質問したいと思います。

 地域医療連携という問題は、従来かかりつけ医である開業医あるいは地域の診療所と中核的な病院間の病診連携や病院間での病病連携という点や救急医療の連携などに重きを置かれてきた感があります。
 春日部市でも市立病院の中心にこういった取り組みが進められてきた点は、先日の答弁でよくわかりました。

 しかし、厚生労働省は、高齢化が急速に進む中で、病気になっても高齢者ができるだけ住みなれた地域で暮らし続けることができるようにと、在宅医療を可能にする制度の構築を2007年から進めてきています。
 特に高齢者が医療的なケアを受けながら在宅で過ごすためには、医療のみならず、介護や保険分野あるいは地域のさまざまな団体等との連携が必要であり、現実にはなかなか全国的にその動きが広がっているとは言えない状況にあります。
 春日部市でも、まだ具体的な取り組みは進んでいないと考えます。

 ところが、4月から実施される行政組織の再編の中では、新たに独立した健康保険部の中の健康課に地域医療推進担当が置かれています。
 推進担当とあることから、春日部市でもいよいよ在宅医療を支えるための地域医療連携体制の整備が進むことが期待されます。

 そこで、具体的にどのように地域医療施策が進められているのか、伺います。特に地域医療推進担当が平成25年度から新たに取り組む事業が予定されていましたら、それについてお示しください。

★斎藤隆博健康保険担当部長の答弁

 新たに健康課に設置される地域医療推進担当が進める施策についてですが、地域医療推進担当は市民の皆様が健康で安心して毎日を暮らせるよう、地域医療政策の方針の検討や調整、医療情報などの積極的な提供、地域医療サービス体制の強化や救急医療体制の充実を図るため、平成25年度の組織改正にあわせまして新たな担当として設置をする予定です。

 具体的には、小児救急の1次医療体制としての平日夜間診療部の運営や、在宅当番医、在宅当番歯科、在宅当番薬局運営事業を所掌する予定です。

 また、救急2次医療体制としての大人の東部南地区病院輪番制や子供の東部南地区小児救急医療支援事業の運営を行ってまいります。

 このほか、市民が安心して医療を受けることができるように、医師会を初めとする医療関係機関や市立病院、保健福祉の関係機関、保健所などとの連携を図ってまいります。

 また、議員ご案内のとおり、急速な高齢化に対応するために医療と介護の連携は重要なことと捉えております。
 現在春日部市医師会の会員の中で往診医療を提供している先生方がいらっしゃいますことから、地域医療推進担当として往診診療のあり方などについて意見交換をしていくことになると考えております。

 なお、平成25年度新たに取り組む事業についてですが、先日の滝澤議員の一般質問において答弁させていただきましたとおり、平成24年度には三師会との連携を図り、講演会の実施やイベントの開催等さまざまな新しい事業を展開できたところであり、24年度の三師会との連携による成果は、今後の春日部市の保健医療行政において極めて重要な方向性が示されたものと認識をしているところです。

 25年度につきましても、春日部市医師会を初めとする関係機関とのさらなる連携強化を進めていく必要があると考えておりまして、意見交換の中で地域医療推進の政策や事業を検討して進めてまいりたいと考えております。

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